ページの先頭行へ戻る
Interstage Big DataComplex Event Processing Server V1.1.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.3.2 インストール手順

以下の2種類の方法から、使用方法に適したインストール方法を選択してください。マルチユーザーモードでインストールをする場合は、他のユーザーの操作がインストールに影響ないことを確認してください。

注意

すでにBDCEPがインストールされている環境にはインストールできません。

4.3.2.1 対話式インストール

  1. スーパーユーザーになります。

    $ su - <ENTER>
  2. インストールDVD-ROMを挿入し、任意のディレクトリからDVD-ROMに格納されているインストールシェルスクリプト(install.shシェル)を実行します。

    # mount /dev/デバイスファイル名 <DVD-ROMマウントディレクトリ> <ENTER>
    # <DVD-ROMマウントディレクトリ>/install.sh <ENTER>
  3. 以下のように製品名が表示されます。

    +------------------------------------------------------------+
    | Interstage Big Data Complex Event Processing Server V1.1.0 |
    | |
    | Copyright 2012-2013 FUJITSU LIMITED |
    +------------------------------------------------------------+
  4. 上記に続いて表示される以下の対話処理で、事前に作成したエンジン実行ユーザーと、エンジン実行ユーザーが所属するグループ名を指定します。

    作成済みのユーザー、グループのみ指定可能です。また、qを入力して<ENTER>キーを押すとインストールを中止できます。

    以下はユーザー名に isbdcep、グループ名に isbdcep を指定した場合の入力例です。

    Please specify the engine execution user and group.

    CEP engine processes will run as the specified user and group.
    It differs who performs operational commands.

    Please enter the user name of the engine execution user [q]: isbdcep <ENTER>

    Please enter the group name of the engine execution user [q]:
    isbdcep <ENTER>
  5. 続いて、初期セットアップ時に作成するエンジン名を指定します。また、qを入力して<ENTER>キーを押すとインストールを中止できます。

    Please enter the initial engine's name (default: CepEngine) [q]:  CepEngine <ENTER>
  6. インストール内容が表示されます。
    <インストールパッケージ>には、インストールするすべてのパッケージが半角空白区切りで表示されます。

    Engine execution user (group):
    <指定したエンジン実行ユーザー名> (<指定した所属グループ名>)
    Initial engine's name:

    <指定したエンジン名>
    Installation packages:

    <インストールパッケージ>
  7. 内容を確認し、パッケージのインストールを開始する場合はyを入力して<ENTER>キーを押します。
    インストールを中止する場合にはqを入力して<ENTER>キーを押します。

    Do you want to proceed with the installation? [y,q]:y <ENTER>
  8. インストールが正常に終了すると、以下のメッセージが出力されます。

    The installation processing completed successfully.
  9. インストールの正常終了後に、OSを再起動してください。引き続き、「4.3.3 インストール後の作業」を行ってください。

    # shutdown -r now <ENTER>

4.3.2.2 サイレントインストール

  1. インストール設定ファイルを作成します。指定するパラメーターを事前に設計および確認して作成します。
    ファイルの詳細については、「9.5.1 インストール設定ファイル」を参照してください。

    以下は、ファイルの例です。

    エンジン実行ユーザーに isbdcep、エンジン実行ユーザーの所属グループに isbdcep、初期セットアップ時に作成するCEPエンジン名に CepEngine を指定しています。

    BDCEP_USER_NAME=isbdcep
    BDCEP_GROUP_NAME=isbdcep

    BDCEP_INITIAL_ENGINE_NAME=CepEngine

    ポイント

    インストール設定ファイルのひな形が、BDCEPの提供媒体(DVD-ROM)の"/samples/bdcep.conf"に格納されています。ひな形をシステムの作業ディレクトリにコピーしてから、パラメーターを編集することで、効率よく作業できます。

  2. スーパーユーザーになります。

    $ su - <ENTER>
  3. インストールDVD-ROMを挿入し、任意のディレクトリからDVD-ROMに格納されているインストールシェルスクリプト(install.shシェル)に“-s <インストール設定ファイルのパス>”オプションを付けて実行します。
    実行後、BDCEPのインストールが開始されます。

    # mount /dev/デバイスファイル名 <DVD-ROMマウントディレクトリ> <ENTER>
    # <DVD-ROMマウントディレクトリ>/install.sh -s <インストール設定ファイルのパス> <ENTER>

    注意

    <インストール設定ファイルのパス>の指定は必須です。

    指定した<インストール設定ファイルのパス>にファイルが無い場合や、読込みに失敗した場合、エラーメッセージを表示してインストールを中止します。

  4. インストールが正常に終了すると、以下のメッセージが出力されます。

    The installation processing completed successfully. 
  5. インストールの正常終了後に、OSを再起動してください。

    # shutdown -r now <ENTER>