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Systemwalker Network Assist V13.2 操作手引書
FUJITSU Software

1.2.2 障害監視

ノードについては、装置内情報および各ポートや伝送路に関する障害情報を監視することができます。

FDDIリングについては、伝送路や伝送路上のノードに関する障害情報を監視することができます。

ラック搭載機器については、稼働状況に関する障害情報を監視することができます。

(GEE版)

Network Assist GEEは、拡張機能としてONAの装置内情報および各ポートや伝送路に関する障害情報を管理できます。

また、ディレイ監視機能を持った装置から回線遅延情報を取得し、使用している回線の遅延状況の管理を行えます。


1.2.2.1 障害の発見および表示

各ポートや伝送路の異常(使用不可、通信不能等)を自動的に検出するとともに、メッセージ通知や装置イメージ上/FDDIリング構成イメージ上で異常識別(色による識別)表示をすることで、容易に異常発生箇所を特定することができます。また、検出した障害情報をアラームログに管理、保持するとともに、Systemwalker Centric Managerにトラップで通知することができますので、ネットワーク管理における分散管理が可能です。

1.2.2.2 Syslog監視

SNMP Trap に加えSyslogを受信し、リアルタイムに表示することができますので、監視対象機器の障害原因をより詳細に絞込むことができます。また、受信したSyslogはアラームログとして管理、保持できますので、障害発生時点のアラームだけでなく、過去に遡っての根本原因の追究や解析などが行えます。

1.2.2.3 障害検出メッセージ通知処理

障害情報をメールで通知することや、Systemwalker Centric Managerにトラップで通知、また、障害検出時にコマンドを実行させる設定ができます。

障害検出時のこれらの処理を設定できる箇所は以下の4箇所あります。

複数の箇所で、障害検出時の処理が有効に設定されている場合、以下の流れで処理が実行されます。

ポイント

  • トラップ受信設定/Syslog受信設定/フィルタ設定の処理

    設定が有効で設定条件に一致していれば必ず実行されます。

  • アラーム通知設定の処理

    フィルタ設定が無効の場合、またはフィルタ設定の条件に一致しなかった場合のみ実行されます。

障害監視データの流れを以下に示します。