オブジェクト指定監視の設定を行う場合、オブジェクト指定コマンドまたはインストールレス型エージェント監視オブジェクト指定コマンドを「-s」パラメタで実行します。
コマンドが異常終了した場合、出力されるエラーの内容を確認し、オブジェクト定義ファイルを修正してください。オブジェクト定義ファイルの修正後、再度コマンドを実施してください。
エージェントを導入しているサーバ上で以下のコマンドを実行し、オブジェクト指定監視の設定を行います。
エージェントを導入しているサーバが、クラスタ環境で運用されている場合、各ノードで実施してください。
【UNIX版】
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobj -s -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME -file FILE_NAME <ENTER> |
【Windows版】
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mporsetobj.exe -s -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME -file FILE_NAME <ENTER> |
[パラメタ]
対象となるOracleインスタンスのOracle SIDを指定します。
対象となる状態監視項目を指定します。
指定する値については、“7.3.6 オブジェクト指定可能な監視項目について”の「ITEM_NAME」の値を設定してください。
オブジェクト定義ファイル名をフルパスで指定します。
インストールレス型エージェント監視では、運用管理サーバ上で以下のコマンドを実行し、オブジェクト指定監視の設定を行います。
運用管理サーバが、クラスタ環境で運用されている場合、運用系ノードで実施してください。
また、被監視システムが、クラスタ環境で運用されている場合、各ノードに対して実施してください。
【UNIX版】
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobjals -s -h HOST -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME -file FILE_NAME <ENTER> |
【Windows版】
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mporsetobjals.exe -s -h HOST -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME -file FILE_NAME <ENTER> |
[パラメタ]
対象となるホスト名を指定します。
対象となるOracleインスタンスのOracle SIDを指定します。
対象となる状態監視項目を指定します。
指定する値については、“7.3.6 オブジェクト指定可能な監視項目について”の「ITEM_NAME」の値を設定してください。
オブジェクト定義ファイル名をフルパスで指定します。
オブジェクト指定コマンドまたはインストールレス型エージェント監視オブジェクト指定コマンドが正常終了した場合、オブジェクト定義ファイルの内容でオブジェクト指定監視の監視条件が設定されます。設定内容の確認は、コマンドを「-v」パラメタで実行します。
エージェントを導入しているサーバ上で以下のコマンドを実行し、オブジェクト指定監視の監視条件を確認します。
エージェントを導入しているサーバが、クラスタ環境で運用されている場合、各ノードで実施してください。
【UNIX版】
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobj -v -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME <ENTER> |
【Windows版】
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mporsetobj.exe -v -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME <ENTER> |
[パラメタ]
対象となるOracleインスタンスのOracle SIDを指定します。
対象となる状態監視項目を指定します。
指定する値については、“7.3.6 オブジェクト指定可能な監視項目について”の「ITEM_NAME」の値を設定してください。
インストールレス型エージェント監視では、運用管理サーバ上で以下のコマンドを実行し、オブジェクト指定監視の監視条件を確認します。
運用管理サーバが、クラスタ環境で運用されている場合、運用系ノードで実施してください。
また、被監視システムが、クラスタ環境で運用されている場合、各ノードに対して実施してください。
【UNIX版】
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobjals -v -h HOST -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME <ENTER> |
【Windows版】
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mporsetobjals.exe -v -h HOST -sid ORACLE_SID -item ITEM_NAME <ENTER> |
[パラメタ]
対象となるホスト名を指定します。
対象となるOracleインスタンスのOracle SIDを指定します。
対象となる状態監視項目を指定します。
指定する値については、“7.3.6 オブジェクト指定可能な監視項目について”の「ITEM_NAME」の値を設定してください。
オブジェクト指定コマンドによる設定内容確認の例を以下に示します。
エージェントを導入しているサーバ上で、以下のコマンドを実行してください。
【UNIX版】
# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobj -v -sid ora1020 -item USRFREESPACE <ENTER> |
【Windows版】
mporsetobj.exe -v -sid ora1020 -item USRFREESPACE <ENTER> |
運用管理サーバ上で、以下のコマンドを実行してください。
【UNIX版】
# /opt/FJSVmpor/bin/mporsetobjals -v -h host1 -sid ora1020 -item USRFREESPACE <ENTER> |
【Windows版】
mporsetobjals.exe -v -h host1 -sid ora1020 -item USRFREESPACE <ENTER> |
オブジェクト指定監視の設定を有効にするためには、監視条件を適用する必要があります。適用方法は、“7.3.4 オブジェクト指定監視の条件適用”を参照してください。