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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

7.2.3 プロセス指定パターン定義ファイルの修正

監視対象のサーバ上にあるプロセス指定パターン定義ファイルを修正し、プロセスの追加、変更および削除を行ってください。
プロセス指定パターン定義ファイルを修正する場合は、スーパーユーザで実行する必要があります。

プロセス指定パターン定義ファイルは以下のパスで作成されています。

/opt/FJSVmpor/usr/custom/psdef.txt


プロセス指定パターン定義ファイルには、1行につき1つのプロセス指定の条件を設定します。各行は、項目をコロン(:)で区切って以下の形式で設定します。

重要度:パターン文字 <改行>

項目

説明

重要度

監視するプロセスに対する重要度を以下の値で指定してください。

  • 1(警告)

  • 2(重要)

  • 3(最重要)

パターン文字

指定されたパターン文字で始まり、「Oracle環境情報の設定」で指定されたORACLE_SIDが付加されているプロセス名を監視対象とします。

  • 監視対象プロセス名:パターン文字_<ORACLE_SID>

パターン文字の設定例

  • 設定したパターン文字:ora_pmon
    Oracle環境情報に設定されているORACLE_SID:ora1020
    上記の場合、「ora_pmon_ora1020」が監視対象プロセスとなります。

パターン文字で指定可能な最大長は32バイトです。
パターン文字には英数字のみ指定可能です。
指定されたパターン文字は、英大文字と英小文字の区別を行いますので、正しく指定してください。

プロセス指定パターン定義ファイルの設定例を以下に示します。

; Set importance and pattern <改行>
; Importance 1:WARNING 2:IMPORTANT 3:VERY IMPORTANT <改行>
1:ora_pmon<改行>
1:ora_reco<改行>
1:ora_smon<改行>
1:ora_lgwr<改行>
1:ora_dbw<改行>
1:ora_ckpt<改行>
1:ora_mman<改行>
1:ora_psp0<改行>
1:ora_dbrm<改行>
1:ora_vktm<改行>
1:ora_gen0<改行>
[EOF]


注意

プロセス指定パターン定義ファイル修正時の注意事項

  • プロセス指定パターン定義ファイルの文字コードはASCIIとします。

  • 行の最後には必ず改行を設定してください。

  • 先頭1バイト目がセミコロン(;)の行は、コメント行となります。

  • 行の途中からコメントを記入することはできません。

  • 指定可能なパターン定義数は128です。

  • プロセス指定パターン定義ファイルに記述されている設定内容を削除した場合、削除したプロセスに対する監視は行いません。

【クラスタ運用時】

  • 監視対象のサーバをクラスタ環境で運用している場合、各ノードで行う必要があります。

修正されたプロセス指定パターン定義ファイルの条件を有効とするためには、監視条件を適用する必要があります。
適用方法は、“7.2.4 プロセス指定監視の条件適用”を参照してください。

注意

監視対象となるOracleが複数ある(マルチインスタンス)場合、プロセス指定パターン定義ファイルに定義した内容が、すべてのOracleインスタンスのプロセス監視に適用されます(Oracleインスタンスごとにプロセス指定監視の条件設定を行うことはできません)。