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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

19.5.7 アプリケーション環境作成

アプリケーション環境の作成では、以下の作業を行います。

19.5.7.1 クラスタ構成のサーバ上で動作するアプリケーションを呼び出すアプリケーション環境

クラスタ構成のサーバで動作するクライアントアプリケーション、およびサーバアプリケーションを呼び出す側のサーバから、クラスタ運用を行っているサーバに対して接続処理を行っているときに、クラスタ運用を行っているサーバシステムのダウンなどにより切替えが発生した場合、接続処理(依頼処理)はエラーまたは無応答状態となります。無応答となった場合の対処として、Interstage Application Serverが提供するタイマ監視を行ってください。
また、クラスタ運用を行っているサーバのアプリケーションを呼び出すサーバでは、odsethostコマンドを使用してホスト情報を設定しておく必要があります。このとき、引継ぎIPアドレスを使用して設定を行ってください。

例)

使用するIPアドレスが10.34.157.101、CORBAサービスのポート番号が8002の場合

odsethost -a -h 10.34.157.101 -p 8002

odsethostコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

19.5.7.2 クラスタ構成のサーバ上で動作するアプリケーション環境

クライアントアプリケーションおよびサーバアプリケーションの環境設定は、運用ノードおよび待機ノードそれぞれで、クラスタシステムを使用しない場合と同様の設定を行ってください。
なお、クライアントアプリケーションおよびサーバアプリケーションでJDBCリソースを使用する場合、JDBCの環境設定時に設定するJDBCデータソースなどの資源は、各ノードのローカルディスク上に格納してください。

配備

クライアントアプリケーションおよびサーバアプリケーションの配備は、Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [配備]タブ画面で行います。運用ノードおよび待機ノードでそれぞれ行ってください。
配備作業は、待機ノード、運用ノードの順番で行ってください。

クライアントアプリケーション(EJBとして作成した場合)およびサーバアプリケーションを配備したIJServerの動作環境定義は、Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定]タブ画面で行います。運用ノードおよび待機ノードでそれぞれ行ってください。

クライアントアプリケーションおよびサーバアプリケーションの環境設定などの詳細については、“Interstage Application Server J2EEユーザーズガイド(旧版互換)”を参照してください。