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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

9.4.2 フロー定義とキューの関連入力

[アプリケーション連携実行基盤種別の選択]シートで[次へ]ボタンをクリックすると、[フロー定義とキューの関連入力]シートが表示されます。

[フロー定義とキューの関連入力]シートには、以下の項目があります。

項目

説明

[処理要求メッセージ格納キューの追加]ボタン

クリックすると、処理要求メッセージ格納キューのエントリが右側に追加されます。初期状態では、以下のキューが1つずつ設定されています。

  • 結果受信キュー

  • エラーメッセージ退避キュー

  • 処理要求メッセージ格納キュー

注意

結果受信キューとエラーメッセージ退避キューは、追加、および削除できません。

ポイント

結果受信キューとエラーメッセージ退避キューを使用しない場合は、[使用有無]で[使用しない]を選択してください。

[処理要求メッセージ格納キューの削除]ボタン

クリックすると、[選択]チェックボックスをオンにした処理要求メッセージ格納キューのエントリを削除します。

注意

処理要求メッセージ格納キューが1つの場合、削除できません。

[フロー定義とキューの関連出力]ボタン

クリックすると、シートの入力内容から、環境作成コマンドおよび定義ファイルが出力されます。
出力内容の詳細は、“9.4.5.1 フロー定義とキューの関連入力の出力内容”を参照してください。

[戻る]ボタン

クリックすると、以下の[確認メッセージ]が表示されます。

[OK]ボタンをクリックすると、[アプリケーション連携実行基盤種別の選択]シートが表示されます。この場合、設定した情報はクリアされます。

[次へ]ボタン

クリックすると、[データベースサーバの構成情報入力]シートが表示されます。

フローで使用するメッセージの属性

キュー間でやり取りするメッセージの、メッセージ種別を選択します。以下の種類があります。

  • 揮発

  • 不揮発
    不揮発を選択した場合は、各キューに対して、ユニットIDを必ず指定してください。

  • DB連携
    DB連携機能を使用する場合に指定します。詳細は“9.8.3.2 イベントチャネルの作成”を参照してください。

業務データベースの使用有無

業務データベースを使用するかどうかを選択します。
メッセージ属性にDB連携を使用する場合は、必ず[使用する]を選択します。

コンシューマ未接続時のエラー復帰モード

コンシューマ未接続時のエラー復帰モードを選択します。以下の種類があります。

  • 正常終了

  • エラー復帰

ポイント

指定したモードは、処理要求メッセージ格納キューのみ有効になります。

フロー定義名

フロー定義名を1~63文字以内で指定します。省略できません。

注意

以下の文字は使用できません。
“con”、“aux”、“prn”、“nul”、“com1”、“com2”、“com3”、“com4”、“com5”、“com6”、“com7”、“com8”、“com9”、“lpt1”、“lpt2”、“lpt3”、“lpt4”、“lpt5”、“lpt6”、“lpt7”、“lpt8”、“lpt9”

メッセージトラッキングDBの使用有無

[フロー定義名]で指定したフローで、メッセージトラッキング機能を使用するかどうかを選択します。

キュー

キュー種別

キューの種別が表示されます。以下の種類があります。

  • 結果受信キュー

  • エラーメッセージ退避キュー

  • 処理要求メッセージ格納キュー

結果受信キューとエラーメッセージ退避キューは、あらかじめ1つずつ設定されています。これらを使用しない場合は、[使用有無]で[使用しない]を選択してください。

ポイント

処理要求メッセージ格納キューは、追加および削除できます。

  • 処理要求メッセージ格納キューは、少なくとも1つは必要です。

使用有無

結果受信キュー、エラーメッセージ退避キューを使用するかどうかを選択します。

[削除キュー選択]チェックボックス

処理要求メッセージ格納キューのエントリを削除する場合に、オンにします。

Destination名

キューに対応するDestination名を指定します。

注意

Destination名には以下の制限があります。

  • 使用可能な文字種は、アルファベット(大文字および小文字)、数字、ピリオド(.)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)です。

  • アルファベットの大文字と小文字は区別されます。

  • 先頭文字は、アルファベット、または数字だけが指定できます。

  • 指定可能な最大文字列長は、255バイトです。

ポイント

ここで指定したDestination名は、業務名、イベントチャネル名、およびJMS Destination名として使用されます。

イベントチャネルグループ名

イベントチャネルグループ名を指定します。

  • 揮発チャネルを作成する場合は64文字以内の文字列で指定します。

  • 不揮発チャネル(-persistオプションと同時指定)を作成する場合は、32文字以内の文字列で指定します。

  • DB連携を使用する場合は、64文字以内の文字列で指定します。

以下の文字列(先頭は英数字)を使用できます。

  • 英数字

  • ハイフン(-)

  • ピリオド(.)

  • スラッシュ(/)

  • アンダースコア(_)

省略すると、Destination名が使用されます。

ワークユニット名

アプリケーションが動作するワークユニット名を指定します。処理要求メッセージ格納キューに対してだけ指定できます。省略できません。

COBOLの場合

  • 36バイト以内で指定します。

  • 指定できる文字は以下のとおりです。
    英数字、“_”、“-”
    先頭と最終の文字に“_”、“-”は使用できません。

Javaの場合

  • 28バイト以内で指定します。

  • 指定できる文字は以下のとおりです。
    半角英数字、“_”
    先頭と最終の文字に、“_”は使用できません。

アプリケーション開発言語

処理要求メッセージ格納キューで使用するアプリケーションの開発言語を選択します。省略できません。
以下の種類があります。

  • COBOL

  • Java

ポイント

処理要求メッセージ格納キューに対してだけ指定できます。

メッセージ長の平均(byte)

キューでのメッセージ長の平均値を、バイト数で指定します。
省略すると、16384が使用されます。

イベントデータ最大蓄積数

キューでのイベントデータ最大蓄積数を、数値で指定します。
省略すると、3000が使用されます。
[メッセージ属性]に、[不揮発]および[DB連携]を選択した場合に指定します。

注意

  • 開発言語にJavaを指定した場合、その他のアプリケーションの開発言語はJavaでなければなりません。

  • [フローで使用するメッセージの属性]で[DB連携]を指定する場合、メッセージ格納DBを使用することが前提になります。[データベースサーバの構成情報入力]シートで出力されるデータベース連携情報ファイルを使用して、イベントチャネル作成コマンドを実行してください。

ポイント

  • 1つのDestinationに対し、複数のワークユニットを指定することができます。

  • 1つのワークユニットに対し、複数のアプリケーションを指定することができます。

  • 1つのワークフロー内で、COBOLのアプリケーションと、Javaのアプリケーションを、相互接続できません。