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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

8.4.4 セットアップパラメタの問合せ (Interstage Business Application Server同梱のSymfoware/RDBを利用する場合)

非同期アプリケーション連携実行基盤のデータベースとして、Interstage Business Application Serverに同梱しているSymfoware/RDBを利用する場合の、セットアップパラメタの問合せについて説明します。

注意

  • 非同期アプリケーション連携実行基盤のデータベースは、“データベースサーバの環境設定”で選択したデータベースになります。データベースとしてSymfoware Serverを利用する場合のセットアップパラメタの問合せについては“8.4.5 セットアップパラメタの問合せ (Symfoware Serverを利用する場合)”を参照してください。Oracleを利用する場合のセットアップパラメタの問合せについては、“8.4.6 セットアップパラメタの問合せ (Oracleを利用する場合)”を参照してください。

  • 問合わせでスペースキーまたはタブキーのみ入力した場合、省略値が設定されます。


  • 以下の特殊文字を指定する場合、エスケープ文字(\)を先頭につけてください。

    !

    "

    $

    ?

    '

    (

    )

    ^

    \

    |

    `

    @

    [

    {

    *

    }

    ]

    ;

    +

    <

    >

  • 特殊記号“&”は、ネーミングサービス参照先ホスト名を除いて他の問い合わせ項目では指定することができません。

  • 特殊記号“&”を使用したい場合、“付録A カスタムセットアップによる環境作成”を行ってください。

  • Solaris 11の環境で、OSの文字コード系がシフトJISの場合、問い合わせで表示される日本語のメッセージが正しく表示されない場合があります。このような場合は、以下のどちらかの方法でアプリケーションサーバ環境のセットアップを行ってください。

(1)フロー定義DBのデータベースリソース定義作成有無の問合せ

フロー定義DBのデータベースリソース定義を作成する場合はyを入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

フロー定義DBのデータベースリソース定義を作成しますか? (省略: y) [y,n,q]:
(2)メッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義作成有無の問合せ

メッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を作成する場合はyを入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

メッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を作成しますか? (省略: y) [y,n,q]:
(3)メッセージ格納DBのデータベースリソース定義の問合せ

Interstage Business Application Server同梱のSymfoware/RDBを利用する場合、メッセージ格納DBを作成することはできません。このため、メッセージ格納DBのデータベースリソース定義を作成する必要もありません。nを入力するか、そのまま<RETURN>を押してください。

メッセージ格納DBのデータベースリソース定義を作成しますか? (省略: n) [y,n,q]:
(4)アプリケーションサーバ環境作成続行可否の確認

ここまでのセットアップパラメタの設定が完了すると、以下のメッセージが表示されます。アプリケーションサーバ環境作成を続行するかどうかを確認します。
入力項目に誤りがなければ、yを入力してください。
入力値の訂正を行いたい場合はnを入力してください。“(1)フロー定義DBのデータベースリソース定義作成有無の問合せ”からやり直すことができます。
省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

セットアップ情報:
    フロー定義DB:                                      作成する
    メッセージトラッキングDB:                          作成する
    メッセージ格納DB:                                  作成しない
セットアップを続行しますか? (省略: y) [y,n,q]:
(5)アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先についての問合せ

アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先を入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

アプリケーションサーバのネーミングサービスの参照先を指定してください。 1: localhost 2: remotehost (省略: 1) [1,2,q]:
(6)アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先ホスト名の問合せ (アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先にremotehostを選択した場合)

アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先ホスト名を入力してください。

アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先ホスト名を指定してください。 [q]:

注意

  • アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先ホスト名は、255文字以内で入力してください。

  • アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先ホスト名に“localhost”は指定できません。

(7)アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先ポート番号の問合せ (アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先にremotehostを選択した場合)

アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先ポート番号を入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先ポート番号を指定してください。 (省略: 8002) [q]:

注意

アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先ポート番号は、1024~65535の範囲内で入力してください。

(8)データベースタイプの問合せ

非同期アプリケーション連携実行基盤のデータベースとしてSymfowareを利用する場合、2を入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

データベースタイプを選択してください。 1: Oracle 2: Symfoware (省略: 2) [1,2,q]:
(9)アプリケーションサーバ環境作成続行可否の確認

ここまでのセットアップパラメタの設定が完了すると、以下のメッセージが表示されます。アプリケーションサーバ環境作成を続行するかどうかを確認します。
入力項目に誤りがなければ、yを入力してください。
入力値の訂正を行いたい場合はnを入力してください。“(5)アプリケーションサーバのネーミングサービス参照先についての問合せ”からやり直すことができます。
省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

セットアップ情報:
    アプリケーションサーバの参照先:                    remotehost
    ホスト名(参照先ネーミングサービス):                remotehostname
    ポート番号(参照先ネーミングサービス):              8002
    DB種別:                                            Symfoware
セットアップを続行しますか? (省略: y) [y,n,q]:
(10)フロー定義DB用データソース名の問合せ (フロー定義DBのデータベースリソース定義を作成する場合)

フロー定義DBのデータベースリソース定義のデータソース名を入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

フロー定義DBのデータベースリソース定義のデータソース名を指定してください。(省略: apfwdefdb) [q]:

注意

  • フロー定義DB用のデータソース名は、255文字以内で入力してください。

  • フロー定義DB用のデータソース名には使用できる文字種は以下の通りです。先頭の文字には、アルファベットまたは数字のみを指定できます。

    • アルファベット(大文字・小文字ともに)

    • 数字

    • ピリオド(.)

    • ハイフン(-)

    • アンダースコア(_)

    上記以外の文字を指定したい場合は、カスタムセットアップを行ってください。
    カスタムセットアップについては、“A.9 カスタムセットアップを利用したアプリケーションサーバ環境のセットアップ”を参照してください。

  • 上記問い合わせの入力パラメタは、データベースリソース定義のデータベースリソース名として使用されます。

(11)メッセージトラッキングDB用データソース名の問合せ (メッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を作成する場合)

メッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義のデータソース名を入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

メッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義のデータソース名を指定してください。(省略: apfwtrkdb) [q]:

注意

  • メッセージトラッキングDB用のデータソース名は、255文字以内で入力してください。

  • メッセージトラッキングDB用のデータソース名に使用できる文字種は以下の通りです。先頭の文字には、アルファベットまたは数字のみを指定できます。

    • アルファベット(大文字・小文字ともに)

    • 数字

    • ピリオド(.)

    • ハイフン(-)

    • アンダースコア(_)

    上記以外の文字を指定したい場合は、カスタムセットアップを行ってください。
    カスタムセットアップについては、“A.9 カスタムセットアップを利用したアプリケーションサーバ環境のセットアップ”を参照してください。

  • フロー定義DBと同じデータソース名は指定できません。

  • 上記問い合わせの入力パラメタは、データベースリソース定義のデータベースリソース名として使用されます。

(12)アプリケーションサーバ環境作成続行可否の確認

ここまでのセットアップパラメタの設定が完了すると、以下のメッセージが表示されます。アプリケーションサーバ環境作成を続行するかどうかを確認します。
入力項目に誤りがなければ、yを入力してください。
入力値の訂正を行いたい場合はnを入力してください。“(10)フロー定義DB用データソース名の問合せ (フロー定義DBのデータベースリソース定義を作成する場合)”からやり直すことができます。
省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

セットアップ情報:
    データソース名(フロー定義DB):                       apfwdefdb
    データソース名(メッセージトラッキングDB):           apfwtrkdb
セットアップを続行しますか? (省略: y) [y,n,q]:
(13)フロー定義/メッセージトラッキングDB接続用ユーザIDの問合せ (フロー定義DBまたはメッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を作成する場合)

DB接続用ユーザIDを入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

フロー定義DBだけを作成する場合
フロー定義DB接続用ユーザIDを指定してください。(省略: apfwadm) [q]:
メッセージトラッキングDBだけを作成する場合
メッセージトラッキングDB接続用ユーザIDを指定してください。(省略: apfwadm) [q]:
フロー定義DBとメッセージトラッキングDBを作成する場合
フロー定義/メッセージトラッキングDB接続用ユーザIDを指定してください。(省略: apfwadm) [q]:

注意

  • DB接続用ユーザIDは、18文字以内で入力してください。

  • DB接続用ユーザIDは、データベース環境セットアップコマンドで指定した実行基盤管理者ユーザIDを入力してください。

(14)フロー定義/メッセージトラッキングDB接続用ユーザのパスワードの問合せ (フロー定義DBまたはメッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を作成する場合)

DB接続用パスワードを入力してください。

フロー定義DBだけを作成する場合
フロー定義DB接続用ユーザのパスワードを指定してください。[q]:
メッセージトラッキングDBだけを作成する場合
メッセージトラッキングDB接続用ユーザのパスワードを指定してください。[q]:
フロー定義/メッセージトラッキングDBを作成する場合
フロー定義/メッセージトラッキングDB接続用ユーザのパスワードを指定してください。[q]:

注意

  • 入力したパスワードは表示されません。

  • 8文字を超える入力はできません。

(15)フロー定義/メッセージトラッキングDBのホスト名の問合せ (フロー定義DBまたはメッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を作成する場合)

Symfoware JDBCネーミングサービスが動作するホスト名を入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

フロー定義DBだけを作成する場合
フロー定義DBのホスト名を指定してください。(省略: hostname) [q]:
メッセージトラッキングDBだけを作成する場合
メッセージトラッキングDBのホスト名を指定してください。(省略: hostname) [q]:
フロー定義/メッセージトラッキングDBを作成する場合
フロー定義/メッセージトラッキングDBのホスト名を指定してください。(省略: hostname) [q]:

注意

ホスト名は、255文字以内で入力してください。

(16)フロー定義/メッセージトラッキングDBで使用するポート番号の問合せ (フロー定義DBまたはメッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を作成する場合)

Symfoware JDBCネーミングサービスが動作するポート番号を入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

フロー定義DBだけを作成する場合
フロー定義DBで使用するポート番号を指定してください。 (省略: 10326) [q]:
メッセージトラッキングDBだけを作成する場合
メッセージトラッキングDBで使用するポート番号を指定してください。 (省略: 10326) [q]:
フロー定義/メッセージトラッキングDBを作成する場合
フロー定義/メッセージトラッキングDBで使用するポート番号を指定してください。(省略: 10326) [q]:

フロー定義DBだけを作成する場合
フロー定義DBで使用するポート番号を指定してください。 (省略: 26600) [q]:
メッセージトラッキングDBだけを作成する場合
メッセージトラッキングDBで使用するポート番号を指定してください。 (省略: 26600) [q]:
フロー定義/メッセージトラッキングDBを作成する場合
フロー定義/メッセージトラッキングDBで使用するポート番号を指定してください。(省略: 26600) [q]:

注意

ポート番号は、1024~65535の範囲内で入力してください。

(17)フロー定義/メッセージトラッキングDBのSQLサーバ名の問い合わせ(フロー定義DBまたはメッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を作成する場合)

フロー定義/メッセージトラッキングDBのSQLサーバ名(またはDB名)を入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

フロー定義DBだけを作成する場合
フロー定義DBのSQLサーバ名を指定してください。(省略: APFWDB) [q]:
メッセージトラッキングDBだけを作成する場合
メッセージトラッキングDBのSQLサーバ名を指定してください。(省略: APFWDB) [q]:
フロー定義/メッセージトラッキングDBを作成する場合
フロー定義/メッセージトラッキングDBのSQLサーバ名を指定してください。(省略: APFWDB) [q]:

注意

  • ローカル接続を行う場合

    “データベース名(APFWDB)”を指定してください。

  • リモート接続を行う場合

    “SQLサーバ名”を指定してください。

    “SQLサーバ名”は、クライアント用の動作環境ファイル内の“SERVER_SPEC”に使用されます。

  • SQLサーバ名(またはデータベース名)は、36文字以内で入力してください。

(18)アプリケーションサーバ環境作成続行可否の確認 (フロー定義DBまたはメッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を作成する場合)

ここまでのセットアップパラメタの設定が完了すると、以下のメッセージが表示されます。アプリケーションサーバ環境作成を続行するかどうかを確認します。
入力項目に誤りがなければ、yを入力してください。
入力値の訂正を行いたい場合はnを入力してください。“(13)フロー定義/メッセージトラッキングDB接続用ユーザIDの問合せ (フロー定義DBまたはメッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を作成する場合)”からやり直すことができます。
省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

セットアップ情報:
    DB接続用ユーザID
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):                apfwadm
    DB接続用ユーザのパスワード
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):                ********
    ホスト名
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):                hostname
    ポート番号
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):                10326
    SQLサーバ名
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):                APFWDB
セットアップを続行しますか? (省略: y) [y,n,q]:

セットアップ情報:
    DB接続用ユーザID
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):                apfwadm
    DB接続用ユーザのパスワード
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):                ********
    ホスト名
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):                hostname
    ポート番号
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):                26600
    SQLサーバ名
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):                APFWDB
セットアップを続行しますか? (省略: y) [y,n,q]:
(19)QueueConnectionFactory定義に登録するJNDI名の問い合わせ

アプリケーションサーバのQueueConnectionFactory定義に登録するJNDI名を入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

QueueConnectionFactory定義に登録するJNDI名を指定してください。(省略: APFWQCF) [q]:

注意

  • QueueConnectionFactory定義に登録するJNDI名は、255文字以内で入力してください。
    QueueConnectionFactory定義に登録するJNDI名に使用できる文字種は以下の通りです。先頭の文字は、アルファベットまたは数字だけ指定できます。

    • アルファベット(大文字・小文字ともに)

    • 数字

    • ピリオド(.)

    • ハイフン(-)

    • アンダースコア(_)

    • コロン(:)

    • スラッシュ(/)

    なお、スラッシュは、JNDI名のアトミック名の区切り文字として認識されます。

  • Interstage Job Workload Server、またはInterstage Service Integratorを同一サーバにインストールしている場合は、デフォルトのJNDI名である“APFWQCF”がすでに登録されている場合があります。この場合は、別のJNDI名を指定してください。

(20)フロー定義DBのクライアント用の動作環境ファイル作成の有無の問い合わせ(フロー定義DBを作成する場合)

フロー定義DBのクライアント用の動作環境ファイルを作成する場合はyを入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

フロー定義DBのクライアント用の動作環境ファイルを作成しますか? (省略: y) [y,n,q]:

ポイント

フロー定義DBのクライアント用の動作環境ファイルをすでに作成済みの場合は、作成する必要がありません。


上記問い合わせでyを選択した場合、フロー定義DBのクライアント用の動作環境ファイルが/opt/FJSVibs/etc/setup/fssqlenvc_def/配下に作成されます。


上記問い合わせでyを選択した場合、フロー定義DBのクライアント用の動作環境ファイルが[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\etc\setup\fssqlenvc_def\配下に作成されます。


クライアント用の動作環境ファイルの使用方法は、“9.10.1 クライアント用の動作環境ファイルの作成(Symfowareの場合)”を参照してください。
また、定義ファイルの詳細内容については、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“クライアント用の動作環境ファイルの説明”を参照してください。

データベース種別

定義ファイル名

使用目的

フロー定義DB

fssqlenvc_flow.[フロー定義DB用データベースリソース名](注)

フロー定義DBに対するクライアント用の動作環境ファイルの設定に使用します。

) [フロー定義DB用データベースリソース名]は(9)で設定したフロー定義DB用データソース名が入ります。

(21)メッセージトラッキングDBのクライアント用の動作環境ファイル作成の有無の問い合わせ(メッセージトラッキングDBを作成する場合)

メッセージトラッキングDBのクライアント用の動作環境ファイルを作成する場合はyを入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

メッセージトラッキングDBのクライアント用の動作環境ファイルを作成しますか? (省略: y) [y,n,q]:

ポイント

メッセージトラッキングDBのクライアント用の動作環境ファイルをすでに作成済みの場合は、作成する必要がありません。


上記問い合わせでyを選択した場合、メッセージトラッキングDBのクライアント用の動作環境ファイルが/opt/FJSVibs/etc/setup/fssqlenvc_def/配下に作成されます。


上記問い合わせでyを選択した場合、メッセージトラッキングDBのクライアント用の動作環境ファイルが[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\etc\setup\fssqlenvc_def\配下に作成されます。


クライアント用の動作環境ファイルの使用方法は、“9.10.1 クライアント用の動作環境ファイルの作成(Symfowareの場合)”を参照してください。
また、定義ファイルの詳細内容については、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“クライアント用の動作環境ファイルの説明”を参照してください。

データベース種別

定義ファイル名

使用目的

メッセージトラッキングDB

fssqlenvc_track.[メッセージトラッキングDB用データベースリソース名](注)

メッセージトラッキングDBに対するクライアント用の動作環境ファイルの設定に使用します。

) [メッセージトラッキングDB用データベースリソース名]には(10)で設定した、メッセージトラッキングDB用データソース名が入ります。

(22)フロー定義/メッセージトラッキングDBのデータベースで使用するポート番号の問い合わせ(フロー定義DBまたはメッセージトラッキングDBのクライアント用の動作環境ファイルを作成する場合)

フロー定義DBおよびメッセージトラッキングDBのデータベースで使用するポート番号を入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

フロー定義DBだけを作成する場合
フロー定義DBのデータベースで使用するポート番号を指定してください。(省略: 2050) [q]:
メッセージトラッキングDBだけを作成する場合
メッセージトラッキングDBのデータベースで使用するポート番号を指定してください。(省略: 2050) [q]:
フロー定義DBおよびメッセージトラッキングDBの両方を作成する場合
フロー定義/メッセージトラッキングDBのデータベースで使用するポート番号を指定してください。(省略: 2050) [q]:

注意

データベースで使用するポート番号は1024~65535の範囲内で入力してください。

(23)問合せ結果の確認

これまでの問合せの結果が表示され、セットアップを開始するかどうかを確認します。
表示された入力項目でデータベース環境作成を行う場合はyを入力してください。
再セットアップを行う場合はnを入力し、再度問合せ項目の入力を行ってください。
セットアップ中にエラーが発生した場合は、再セットアップを行うかどうかを確認します。
再セットアップを行う場合は、メッセージ集を参照してエラーを取り除き、再度問合せ項目の入力を行ってください。

セットアップ情報:
    フロー定義DB:                                      作成する
    メッセージトラッキングDB:                          作成する
    メッセージ格納DB:                                  作成しない
    アプリケーションサーバの参照先:                    remotehost
    ホスト名(参照先ネーミングサービス):                remotehostname
    ポート番号(参照先ネーミングサービス):              8002
    DB種別:                                            Symfoware
    データソース名(フロー定義DB):                      apfwdefdb
    データソース名(メッセージトラッキングDB):          apfwtrkdb
    DB接続用ユーザID
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):            apfwadm
    DB接続用ユーザのパスワード
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):            ********
    ホスト名
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):            hostname
    ポート番号
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):            10326
    SQLサーバ名
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):            APFWDB
    QueueConnectionFactory JNDI名:                     APFWQCF
    クライアント用の動作環境ファイル
     (フロー定義DB):                                   作成する
     (メッセージトラッキングDB):                       作成する
    データベースで使用するポート番号
     (フロー定義/メッセージトラッキングDB):            2050
セットアップを開始しますか? [y,n,q]:

注意

再入力時は、続行可否の確認ごとに、前回入力したパラメタの変更を行うかどうかを確認します。

(24)定義ファイル退避の問合せ

入力値を設定した定義ファイルを退避させたい場合はyを入力してください。省略値を使用する場合はそのまま<RETURN>を押してください。

セットアップで使用した定義ファイルを退避しますか? (省略: n) [y,n]:


退避する場合、ファイルは“/opt/FJSVibs/etc/setup/output_def/”に退避されます。


退避する場合、ファイルは“[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\etc\setup\output_def”に退避されます。

  1. データベースリソース定義の退避ファイルについて

    退避した定義ファイルをもとにapfwmkrscコマンドを使用して、データベースリソース定義の再定義を行うことができます。
    apfwmkrscコマンドで使用される定義ファイルと使用目的の関係を以下に示します。
    apfwmkrscコマンドの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。

    作成したデータベース種別

    定義ファイル名

    使用目的

    フロー定義DB

    flow_jdbc.txt

    フロー定義DBのデータベースリソース定義を再定義する場合に使用します。

    メッセージトラッキングDB

    track_jdbc.txt

    メッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義を再定義する場合に使用します。

注意

定義ファイル内にはパスワード情報が含まれるため、管理には注意してください。登録者以外のユーザから参照できないようアクセス権限を設定する等の対処を行ってください

  1. クライアント用の動作環境ファイルの退避ファイルについて


    退避した定義ファイルを/opt/FJSVibs/etc/setup/fssqlenvc_def/配下にコピーすることによってクライアント用の動作環境ファイルの再定義を行うことができます。


    退避した定義ファイルを[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\etc\setup\fssqlenvc_def\配下にコピーすることによってクライアント用の動作環境ファイルの再定義を行うことができます。


    定義ファイルの使用方法は“9.10.1 クライアント用の動作環境ファイルの作成(Symfowareの場合)”を参照してください。

    作成したデータベース種別

    定義ファイル名

    使用目的

    フロー定義DB

    fssqlenvc_flow.[フロー定義DB用データソース名](注)

    フロー定義DBに対するクライアント用の動作環境ファイルの設定に使用します。

    メッセージトラッキングDB

    fssqlenvc_track.[メッセージトラッキングDB用データソース名](注)

    メッセージトラッキングDBに対するクライアント用の動作環境ファイルの設定に使用します。

    ) 問い合わせで設定した、それぞれのデータソース名が入ります。

注意

なお、以下の情報は退避ファイルに出力されません。実行時のログを採るなどしてバックアップを行ってください。

  • アプリケーションサーバの参照先

  • ネーミングサービス参照先ホスト名

  • ネーミングサービス参照先ポート番号

  • QueueConnectionFactory定義に登録するJNDI名

退避した情報(アプリケーションサーバの参照先、ネーミングサービス参照先ホスト名、ネーミングサービス参照先ポート番号)をもとにismodifyserviceコマンドを使用して、ネーミングサービスの参照先の変更およびイベントサービスの追加を行うことができます。
ismodifyserviceコマンドで指定するオプションと退避情報の関係については、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“ismodifyserviceコマンド実行時の説明”を参照してください。
ismodifyserviceコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

退避した情報(QueueConnectionFactory定義に登録するJNDI名)をもとにjmsmkfactコマンドを使用して、QueueConnectionFactoryの再登録を行うことができます。
jmsmkfactコマンドで指定するオプションと退避情報の関係については、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“QueueConnectionFactoryの登録”を参照してください。
jmsmkfactコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。