運用サイト、バックアップサイトにおいて、切替え情報を自動採取する設定を実施します。
切替え情報のうち、テナント利用者とテナント管理者が行える範囲の操作で変化する情報は、ファイアーウォールの設定情報を除いて、自動的に採取できます。
自動的に採取する運用を実施する場合、以下の2つの運用形態のどちらかを選択し、設定してください。
定期的に採取する運用
一定の時間間隔で切替えを行う運用の開始は、以下の操作で行います。
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxmgrexport -interval minutes <RETURN> |
rcxmgrexportコマンドについては、「A.1 rcxmgrexport」を参照してください。
注意
本コマンドはrcxmgrexportだけ実行します。物理L-Serverと物理L-Platformの、作成またはディスクの構成変更を行った場合、rcxrepdef、rcxstorageを手動で実行して変更情報を採取してください。採取の手順については「4.1 通常運用」を参照してください。
構成定義情報を変更した際に採取する運用
テナント利用者とテナント管理者が行える範囲の操作によって、切替え情報が変化する事象が発生した際に、自動的に採取できます。下記の操作で行います。
操作後は、設定を有効にするためにrcxmgrctlコマンドでマネージャーを再起動してください。
仮想L-Server切替え(VMゲスト)を行い、かつ物理L-Server切替え(物理OS)を行わない場合
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxmgrexport -event on -base <RETURN> |
rcxmgrexportコマンドについては、「A.1 rcxmgrexport」を参照してください。
それ以外の場合
【Windowsマネージャー】
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxmgrexport -event on <RETURN> |
rcxmgrexportコマンドについては、「A.1 rcxmgrexport」を参照してください。
注意
Disaster Recoveryの切替え情報は、システム全体の情報を採取します。採取時間間隔を短く設定した場合や、更新頻度の高い環境での事象発生時の採取では、通常の運用に影響を与える可能性があります。業務への影響を考慮して、運用方法を検討ください。
「3.7 切替え情報を自動採取する設定」を行って切替え情報を採取しても切替え時に必要な情報のすべてが採取できるわけではありません。一部の情報は、別途採取する必要があるため、「4.1 通常運用」の手順で、手動で採取してください。