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Interstage Information Storage 導入ガイド
Interstage

5.6.3 インストール後アップグレード

以下の手順で、アップグレードします。

  1. インストール後アップグレード処理の開始

    以下のコマンドを実行し、インストール後アップグレードを開始します。

    cd /media/cdrom   <Enter>
    ./
    iis_upgrade <Enter>

  2. 資源管理のデータ退避先ディレクトリの指定

    資源管理のデータをアップグレードするために一時的に退避するディレクトリを指定します。
    10メガバイト以上の空き容量があるディスクのディレクトリを指定する必要があります。

    資源管理のデータ退避先ディレクトリを入力してください。(絶対パス)
    資源管理のデータ退避先ディレクトリ(アップグレードを終了するにはq):/tmp/iis_upgrade 
    

  3. 資源管理のアップグレードの確認

    資源管理のアップグレードの実施確認が表示されます。
    内容を確認して資源管理アップグレード開始を入力します。

    資源管理のアップグレードを開始しますか?
    y:資源管理のアップグレードを開始
    q:資源管理のアップグレードせずに終了
    [y,q]( 省略値はy ):

  4. 資源管理のアップグレード結果の確認

    資源管理のアップグレードが終了したときに、資源管理アップグレードの処理結果を示すメッセージが表示されます。

    正常終了の場合
    diu00026-i インストール後アップグレードが正常終了しました。

    異常終了(再試行対象外)の場合
    diu00027-e アップグレードが異常終了しました。

    異常終了(再試行対象)の場合
    diu00028-e アップグレードが異常終了しました。(再試行番号=%s)

参照

アップグレード時のエラーメッセージと対処方法については、“E.5 diuで始まるメッセージと対処”を参照してください。


注意

  • iis_upgradeコマンドによるアップグレードの途中でエラーが発生した場合は、以下の対処を実施してください。

    1. エラーメッセージをもとに原因を取り除きます。

    2. 再度、iis_upgradeコマンドを実行します。

    3. 異常終了時に再試行番号が表示された場合は、以下のコマンドにて再試行モード(-rオプション)でiis_upgradeコマンドを実行します。

      cd /media/cdrom   <Enter>
      ./iis_upgrade -r [再試行番号]  <Enter>

      [再試行番号] には、異常終了時に表示された番号を指定します。


  • アップグレード直後に、Interstage Information Storageの起動に失敗する場合は、資源管理の環境が壊れている可能性があるため、システムリカバリおよび資源管理のリカバリを実施してください。リカバリ方法については“運用ガイド”の“バックアップ・リカバリ”を参照してください。

  • アップグレード後、正常にInterstage Information Storageが運用できることが確認できたら、“5.6.3 インストール後アップグレード”の手順.2で指定したディレクトリ配下の、以下のファイルについては削除して問題ありません。

    ファイルパス

    ファイル名

    [資源管理のデータ退避先ディレクトリ]/iis_upgrade.log

    アップグレードログファイル

    [資源管理のデータ退避先ディレクトリ]/iis_unldata_10_1_0.dat

    資源管理のデータ退避ファイル

    [資源管理のデータ退避先ディレクトリ]/iis_unldata_10_0_0.dat

    資源管理のデータ退避ファイル