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Interstage List Works V10.3.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

4.5.3 環境構築スクリプト/環境削除スクリプトで発生するエラーと対処方法

環境構築スクリプトおよび環境削除スクリプトで発生する、代表的なエラーと、その対処方法について説明します。


環境構築スクリプトと、環境削除スクリプトは、実行経過をログファイルに出力します。スクリプトの実行が中断された場合、ログファイルに出力されているメッセージを確認して対処する必要があります。


ログファイルには、以下の形式でメッセージが出力されます。

ラベル:エラー種別:メッセージ番号:メッセージ内容

各項目の説明を以下に示します。

ラベル:エラーが発生したコンポーネントを表します。「ES」および「JMS」の場合、Interstageのイベントサービスでエラーが
          発生しています。「LDST」の場合、List Worksの配信出力サーバでエラーが発生しています。
エラー種別:「情報」「警告」「エラー」のいずれかの情報が表示されます。
メッセージ番号:メッセージにつけられた番号が表示されます。
メッセージ内容:メッセージが表示されます。

メッセージ番号

原因

対処方法

LDST00000

List Worksのインストール先フォルダが正しく指定されていません。

環境構築スクリプトを編集して、List Worksのインストール先フォルダを正しく指定してください。

環境構築スクリプトの編集方法については、“4.5.1 環境構築スクリプトの実行手順”を参照してください。

LDST00001

ファイルの書き込みに失敗しました。

ファイルやフォルダのアクセス権が正しく設定されていない可能性があります。

以下のフォルダ、およびフォルダ配下のファイルについてアクセス権の設定を確認してください。

  List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\writer\conf

es10010

Interstageの必要なサービスが起動されてない可能性があります。

Interstage管理コンソールより、必要なサービスが起動されているか確認してください。起動されていない場合は、必要なサービスを起動してください。

サービスの確認および起動方法については、“4.4 Interstageのサービスの設定”を参照してください。

es10015

Interstageの動作環境に必要なサービスが追加されてない可能性があります。

Interstage管理コンソールより、Interstageの動作環境にイベントサービスが追加されていることを確認してください。追加されてない場合は、イベントサービスを追加してください。

イベントサービスが動作環境に追加されているか確認する方法および追加する方法については、“4.4 Interstageのサービスの設定”を参照してください。

es10023

環境構築処理に成功しました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合、問題はありません。

環境削除スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

es10025

資源の削除に失敗しました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

環境削除スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合、削除対象の資源を管理するサービスが、完全に停止していない可能性があります。しばらく時間をおいてから、再度環境削除スクリプトを実行してください。

es10062

環境削除処理に成功しました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

環境削除スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合、問題はありません。

es10201

Interstageが起動されていない可能性があります。また、Interstageの必要なサービスが起動されていな可能性があります。

Interstage管理コンソールより、Interstageおよび必要なサービスが起動されているか確認してください。起動されていない場合は、Interstageおよび必要なサービスを起動してください。

サービスの確認および起動方法については、“4.4 Interstageのサービスの設定”を参照してください。

es10403

メモリ不足の可能性があります。

不要なアプリケーションを停止してください。

es10404

メモリ不足の可能性があります。

不要なアプリケーションを停止してください。

es10406

ディスクの容量が不足している可能性があります。

配信出力サーバを動作させるのに必要なディスクの容量が確保されているか確認してください。

es10409

メモリ不足の可能性があります。

不要なアプリケーションを停止してください。

es10603

資源の削除に失敗しました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

環境削除スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合、削除対象の資源を管理するサービスが、完全に停止していない可能性があります。しばらく時間をおいてから、再度環境削除スクリプトを実行してください。

es10606

Interstageの必要なサービスが起動されていない可能性があります。

Interstage管理コンソールより、必要なサービスが起動されているか確認してください。起動されていない場合は、必要なサービスを起動してください。

サービスの確認および起動方法については、“4.4 Interstageのサービスの設定”を参照してください。

es10708

Interstageの環境に存在しないリソース名が指定されました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

環境削除スクリプトの場合

リソース名を修正せずにスクリプトを実行した場合は、問題はありません。

リソース名の修正を行ってスクリプトを実行した場合は、環境構築スクリプトで指定したリソース名と同じリソース名が環境削除スクリプトでも指定されているか確認してください。異なるリソース名が指定されている場合は、環境削除スクリプトを修正し、正しいリソース名を指定して、再度環境削除スクリプトを実行してください。環境構築スクリプトと同じリソース名が指定されている場合は、問題はありません。

es10711

リソース名の指定に問題があります。

リソース名を修正して環境構築スクリプトを実行した場合、イベントチャネルグループ名の指定に問題がある可能性があります。スクリプトに指定したイベントチャネルグループ名を確認してください。

es10716

Interstageの環境に既に存在するリソース名が指定されました。

以前に環境構築スクリプトで環境構築を行ったことがある場合、古い環境が残っている可能性があります。環境削除スクリプトで、環境の削除を行ってください。

環境削除スクリプトの実行方法については、“4.5.2 環境構築スクリプトが失敗した場合の再構築手順”を参照してください。

es11101

Interstageの環境に存在しないリソース名が指定されました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

環境削除スクリプトの場合

リソース名を修正せずにスクリプトを実行した場合は、問題はありません。

リソース名の修正を行ってスクリプトを実行した場合は、環境構築スクリプトで指定したリソース名と同じリソース名が環境削除スクリプトでも指定されているか確認してください。異なるリソース名が指定されている場合は、環境削除スクリプトを修正し、正しいリソース名を指定して、再度環境削除スクリプトを実行してください。環境構築スクリプトと同じリソース名が指定されている場合は、問題はありません。

es11108

環境構築処理が成功しました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合、問題はありません。

環境削除スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

es11111

リソース名の指定に問題があります。

直前にes11128のメッセージが表示されている場合は、そちらを参照して対処を行ってください。

es11112

環境構築処理が成功しました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合、問題はありません。

環境削除スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

es11113

Interstageの環境に既に存在するリソース名が指定されました。

以前に環境構築スクリプトで環境構築を行ったことがある場合、古い環境が残っている可能性があります。環境削除スクリプトで、環境の削除を行ってください。

環境削除スクリプトの実行方法については、“4.5.2 環境構築スクリプトが失敗した場合の再構築手順”を参照してください。

es11117

環境削除処理に成功しました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

環境削除スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合、問題はありません。

es11128

リソース名の指定に問題があります。

リソース名を修正して環境構築スクリプトを実行した場合、保存先ユニット名の指定に問題がある可能性があります。スクリプトに指定した保存先ユニット名を確認してください。

es11134

環境構築処理が成功しました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合、問題はありません。

環境削除スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

es11135

環境削除処理に成功しました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

環境削除スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合、問題はありません。

es11139

サービスが稼働するための資源が、既に環境に存在します。

以前に環境構築スクリプトで環境構築を行ったことがある場合、古い環境が残っている可能性があります。環境削除スクリプトで、環境の削除を行ってください。

環境削除スクリプトの実行方法については、“4.5.2 環境構築スクリプトが失敗した場合の再構築手順”を参照してください。

es11140

資源の削除に失敗しました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

環境削除スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合、削除対象の資源を管理するサービスが、完全に停止していない可能性があります。または関連する他の資源が削除されていない可能性があります。

他に問題のあるメッセージが出力されている場合は、そちらを参照して問題を解決して、再度環境削除スクリプトを実行してください。

es11211

管理者権限がありません。

管理者権限のないユーザで実行した可能性があります。管理者権限のあるユーザでスクリプトを実行してください。

jms2811

リソース名の指定に問題があります。

リソース名を修正して環境構築スクリプトを実行した場合、コネクションファクトリまたはDestinationのJNDI名の指定に問題がある可能性があります。スクリプトに指定したJNDI名を確認してください。

jms2815

環境構築処理または環境削除処理が成功しました。

本メッセージが出力された場合、問題はありません。

jms6013

Interstageの環境に既に存在するリソース名が指定されました。

リソース名の修正を行って環境構築スクリプトを実行した場合、修正したコネクションファクトリ名とDestination名のJNDIに同じ名前が指定されている可能性があります。それぞれ異なる名前を指定してください。

指定したリソース名(JNDI名)に問題がない場合や、リソース名の修正を行わずに環境構築スクリプトを実行した場合、以前に実行した環境構築スクリプトによって作成された古い環境が残っている可能性があります。環境削除スクリプトで、環境の削除を行ってください。

環境削除スクリプトの実行方法については、“4.5.2 環境構築スクリプトが失敗した場合の再構築手順”を参照してください。

jms6014

Interstageの環境に存在しないリソース名が指定されました。

環境構築スクリプトの場合

本メッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。

環境削除スクリプトの場合

リソース名の修正を行わずにスクリプトを実行した場合は、問題はありません。

リソース名の修正を行ってスクリプトを実行した場合は、環境構築スクリプトで指定したリソース名と同じリソース名が環境削除スクリプトでも指定されているか確認してください。異なるリソース名が指定されている場合は、環境削除スクリプトを修正し、正しいリソース名を指定して、再度環境削除スクリプトを実行してください。環境構築スクリプトと同じリソース名が指定されている場合は、問題はありません。


上記の対処方法で問題が解決されない場合や、上記以外のエラーメッセージが出力された場合は、保守情報収集ツールで調査資料を採取し、弊社技術員へ連絡してください。