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Interstage List Works V10.3.0 帳票仕分け手引書
FUJITSU Software

3.5.2 仕分け定義体レコード

仕分け定義ファイルには、仕分け定義体レコードを記述します。仕分け定義体レコードは、帳票情報を指定したり、仕分け条件を指定したりする機能をもつ、8種類のレコードです。仕分け定義体レコードを組み合わせて記述することにより、仕分け方法、仕分け条件、仕分け先などの情報を定義できます。

仕分け定義体レコードは、以下の2つに分類されます。

本項では、以下について説明します。

(1) 仕分け定義体レコードの一覧

仕分け定義体レコードの一覧を以下に示します。

各レコードの詳細は、“4.2 SCレコード”から“4.9 RSレコード”を参照してください。

分類

仕分け定義体レコード

必須

1つの共通情報/個別情報に定義できる最大定義数

概要

共通情報 (注1)

SCレコード

○ (注2)

10個

帳票情報を設定する場合に、セクション名を定義するレコード

KFレコード

KPレコードまたはKCレコードと合わせて50個まで

指定されたキー情報を帳票情報に反映するレコード(すべての帳票に付加される)

KPレコード
富士通ホスト帳票を仕分ける場合にのみ利用可能

KFレコードとあわせて50個まで

帳票の印刷データから抜き出した文字列(注3)をキー情報として、帳票情報に反映するレコード(すべての帳票に付加される)

KCレコード
オープン帳票を仕分ける場合にのみ利用可能

KFレコードとあわせて50個まで

帳票の印刷データから抜き出した文字列(注3)をキー情報として、帳票情報に反映するレコード(すべての帳票に付加される)

SMレコード

1個

運用形態や、実行モードを定義するレコード

個別情報 (注1)

SCレコード

○ (注2)

10個

指定されたセクション名を帳票情報に反映するレコード(仕分け条件に該当した帳票だけに付加される)

KFレコード

KPレコードまたはKCレコードと合わせて50個まで

指定されたキー情報を帳票情報に反映するレコード(仕分け条件に該当した帳票だけに付加される)

KPレコード
富士通ホスト帳票を仕分ける場合にのみ利用可能

KFレコードとあわせて50個まで

帳票の印刷データから抜き出した文字列(注3)をキー情報として、帳票情報に反映するレコード(仕分け条件に該当した帳票だけに付加される)

KCレコード
オープン帳票を仕分ける場合のみ利用可能

KFレコードとあわせて50個まで

帳票の印刷データから抜き出した文字列(注3)をキー情報として、帳票情報に反映するレコード(仕分け条件に該当した帳票だけに付加される)

CMレコード

1個

帳票の仕分け先を指定するためのレコード

CCレコード

255個

帳票を仕分けるための仕分け条件を定義するレコード
(注4)

RSレコード

5個

帳票を分割するときの分割条件を定義するレコード
(注4)

○:必須レコード

注1:

共通情報を定義する場合は、先頭に1つ定義します。個別情報は、最大10000個まで指定できます。共通情報と個別情報が重複した場合は、個別情報が優先されます。

注2:

KFレコード、KPレコードまたはKCレコードを使用する場合に必須です。

注3:

印刷データから文字列を抜き出す場合は、ダンプ出力機能を使用します。

注4:

印刷データ内の文字列を仕分け条件または分割条件とする場合は、ダンプ出力機能を使用して文字列の位置を確認します。


(2) 仕分け定義ファイルの構成

仕分け定義ファイルは仕分け定義体レコードの一覧に示したレコード順序で定義します。帳票の配信先が複数存在する場合には、配信先ごとに個別情報を繰返し定義します。

各レコードの詳細は、“4.2 SCレコード”から“4.9 RSレコード”を参照してください。


定義例

仕分け定義ファイルの定義例を以下に示します。

オープン帳票を仕分ける場合

富士通ホスト帳票を仕分ける場合