仕分け定義ファイルには、仕分け定義体レコードを記述します。仕分け定義体レコードは、帳票情報を指定したり、仕分け条件を指定したりする機能をもつ、8種類のレコードです。仕分け定義体レコードを組み合わせて記述することにより、仕分け方法、仕分け条件、仕分け先などの情報を定義できます。
仕分け定義体レコードは、以下の2つに分類されます。
共通情報
仕分け後の帳票すべてに適用する帳票情報を定義します。(任意)
個別情報
帳票情報や仕分け条件、仕分け先などを定義します。個別情報には、仕分け先を指定するCMレコードを必ず定義します。1つの仕分け定義ファイルには、最大10000の個別情報を定義できます。
なお、共通情報と個別情報の帳票情報の定義が重複した場合は、個別情報の帳票情報が優先されます。
本項では、以下について説明します。
仕分け定義体レコード一覧
仕分け定義ファイルの構成
(1) 仕分け定義体レコードの一覧
仕分け定義体レコードの一覧を以下に示します。
各レコードの詳細は、“4.2 SCレコード”から“4.9 RSレコード”を参照してください。 |
分類 | 仕分け定義体レコード | 必須 | 1つの共通情報/個別情報に定義できる最大定義数 | 概要 |
---|---|---|---|---|
○ (注2) | 10個 | 帳票情報を設定する場合に、セクション名を定義するレコード | ||
KPレコードまたはKCレコードと合わせて50個まで | 指定されたキー情報を帳票情報に反映するレコード(すべての帳票に付加される) | |||
KFレコードとあわせて50個まで | 帳票の印刷データから抜き出した文字列(注3)をキー情報として、帳票情報に反映するレコード(すべての帳票に付加される) | |||
KFレコードとあわせて50個まで | 帳票の印刷データから抜き出した文字列(注3)をキー情報として、帳票情報に反映するレコード(すべての帳票に付加される) | |||
○ | 1個 | 運用形態や、実行モードを定義するレコード | ||
○ (注2) | 10個 | 指定されたセクション名を帳票情報に反映するレコード(仕分け条件に該当した帳票だけに付加される) | ||
KPレコードまたはKCレコードと合わせて50個まで | 指定されたキー情報を帳票情報に反映するレコード(仕分け条件に該当した帳票だけに付加される) | |||
KFレコードとあわせて50個まで | 帳票の印刷データから抜き出した文字列(注3)をキー情報として、帳票情報に反映するレコード(仕分け条件に該当した帳票だけに付加される) | |||
KFレコードとあわせて50個まで | 帳票の印刷データから抜き出した文字列(注3)をキー情報として、帳票情報に反映するレコード(仕分け条件に該当した帳票だけに付加される) | |||
○ | 1個 | 帳票の仕分け先を指定するためのレコード | ||
255個 | 帳票を仕分けるための仕分け条件を定義するレコード | |||
5個 | 帳票を分割するときの分割条件を定義するレコード |
○:必須レコード
共通情報を定義する場合は、先頭に1つ定義します。個別情報は、最大10000個まで指定できます。共通情報と個別情報が重複した場合は、個別情報が優先されます。
KFレコード、KPレコードまたはKCレコードを使用する場合に必須です。
印刷データから文字列を抜き出す場合は、ダンプ出力機能を使用します。
印刷データ内の文字列を仕分け条件または分割条件とする場合は、ダンプ出力機能を使用して文字列の位置を確認します。
仕分け定義ファイルは仕分け定義体レコードの一覧に示したレコード順序で定義します。帳票の配信先が複数存在する場合には、配信先ごとに個別情報を繰返し定義します。
各レコードの詳細は、“4.2 SCレコード”から“4.9 RSレコード”を参照してください。 |