マネージャーは、登録されている装置に対して、60秒間隔(初期設定)で状態を確認します。ポーリング方式は、以下のように、装置によって異なります。
ポーリング方式 | 通信プロトコル | 装置 |
---|---|---|
装置状態確認 | SNMP | ETERNUS ディスクアレイ |
通信状況確認 | SNMP | ETERNUS SN200 series |
独自プロトコル | エージェント導入サーバノード | |
専用プロトコル | VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降 | |
ping | 上記以外の自動検出サポート装置 |
ポーリング方式は大きくわけて2種類あります。
装置状態確認を行うポーリング方式
SNMP を利用する装置では、各ベンダープライベート MIB の装置ステータスを取得します。そして、マネージャーで保持しているステータスに変化があった場合に、その変化に応じてイベントを表示します。
通信状況確認を行うポーリング方式
装置ステータスの変化は検知しません。しかし、装置の異常、または装置とマネージャー間のネットワークに異常が発生して、通信に対する応答がなくなると、イベントを表示し、装置ステータスを変更します(通信不可の状態)。次回のポーリングで再び応答があると、通信不可になる前のステータスに戻ります。
VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降、VMware vSphere 4 以降、および VMware ESXi 3.5 以降については、VMware 専用のプロトコルを使用します。通信状況確認を行うポーリング方式で、ステータスの変化は検知せず、通信不可の状態を検知します。ポーリングの対象はVMホストだけで、VMゲストに対してはポーリングしません。VMホストの通信不可を検出した場合、VMホストと、そのVMホストに含まれるすべてのVMゲストを通信不可と判断します。
どちらの方式でも、デフォルトでSystemwalker Centric Manager連携、Shell/Bat連携が動作します。Systemwalker Centric Manager に通知されるときのswsagコードは4822になります。連携動作は変更できます。詳細は、「A.8 装置ポーリング設定ファイル説明」を参照してください。
装置ポーリング機能では、ポーリング間隔や動作の停止、ポーリング動作から除外したい装置の指定などをカスタマイズできます。詳細は、「A.8 装置ポーリング設定ファイル説明」を参照してください。
注意
装置ポーリングによって通信状態や装置状態の変化を検出した場合、『ETERNUS SF イベント説明書』の「第3章 装置ポーリングイベント」に記載されているイベントが表示されます。しかし、[設定の再読み込み]処理によって状態変化を検出した場合は、イベントが表示されないため、Webコンソールで状態を確認してください。