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ETERNUS SF Express 15.3 運用ガイド
ETERNUS

4.4.9 リモートコピー(HA構成)の実行

高可用性(High Availability)構成における、リモートコピーです。

HA構成のリモートコピーは、LAN内にある、以下のETERNUS ディスクアレイ間でコピーを実行します。

操作手順の詳細は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「アドバンスト・コピーの実行」を参照してください。

片方のETERNUS ディスクアレイに障害があった場合でも、もう一方のETERNUS ディスクアレイは運用を継続できます。

リモートコピーには3つの動作モードがあり、運用形態にあわせて動作モードを選択します。動作モードの詳細は、「A.7 リモートコピー(REC)」を参照してください。

また、目標復旧ポイント(RPO: Recovery Point Objective)と目標復旧時間(RTO: Recovery Time Objective)を考える必要があります。

HA構成では、RPOを短くするために、同期モードでリモートコピーを運用することを推奨します。

図4.7 HA構成の概要図

4.4.9.1 ETERNUS ディスクアレイで異常が発生した場合の操作手順

ETERNUS ディスクアレイは、ハードウェア障害によりアドバンスト・コピーを継続できない状態になると、自動的にアドバンスト・コピーを中断します。

また、リモートコピーセッションは、自動的に“Error Suspend”または“Hardware Suspend”になります。