ETERNUS ディスクアレイのSnapOPC+を実行するコピー方法です。
スナップショットコピー(SnapOPC+)は、コピー・オン・ライト方式を利用し、更新される前の状態のコピー元ボリュームを作成します。
操作手順の詳細は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「アドバンスト・コピーの実行」を参照してください。
スナップショットコピー(SnapOPC+)では、コピー元ボリュームの更新前データを、スナップ世代単位(複製ボリュームを作成した単位)で保存できます。
スナップショットコピー(SnapOPC+)は、その仕組みや特性上、オペレーションミスやソフトウェアエラーといった、ソフト障害からの回復に備えたバックアップとして利用されることを想定しています。
コピー元ボリュームがハード故障によりアクセス不可能な状態になった場合は、当該コピーセッションはエラーとなり、コピー先のボリュームも正しくデータを読むことができません。
このような致命的なハード障害に備えるには、スナップショットコピー(SnapOPC+)と併用して、クローンコピー(OPC/QuickOPC/EC)やリモートコピー(REC)を利用して、すべてのデータをコピーすることを推奨します。
スナップショットコピー(SnapOPC+)は、以下のような場合に効率的に使用できます。
テープなど、他の媒体にカスケードコピーする場合に使用する一時ファイルをバックアップする場合。
ファイルサーバや、更新率が低い"その他のデータ"のバックアップする場合。
図4.6 スナップショットコピー(SnapOPC+)
注意
ETERNUS DX80 S2/DX90 S2の場合、1つ以上のSDPVが必要です。