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ETERNUS SF Express 15.3 運用ガイド
ETERNUS

1.3 システム構成

Expressは、複数のETERNUS ディスクアレイを管理できます。

以下のようなシステム環境で運用できます。なお、ExpressはIPv6環境での運用をサポートしていないため、IPv4環境で運用してください。

基本構成

ExpressマネージャーおよびWebコンソールを、1台のサーバ内に共存できます。

図1.2 Expressの基本システム構成例

ExpressマネージャーとWebコンソールを異なるサーバで動作させることも可能です。その環境の場合、Webコンソールは、ネットワーク(HTTPS通信)を介してExpressマネージャーにアクセスします。


アドバンスト・コピー機能を利用する場合の構成

Expressでは、運用管理サーバからETERNUS ディスクアレイにアドバンスト・コピーを指示します。
アドバンスト・コピーを指示する方法には、以下の2種類があります。

SAN経由コピー制御機能およびLAN経由コピー制御機能を利用できる装置は、以下のとおりです。

装置名

SAN経由コピー制御機能での運用

LAN経由コピー制御機能での運用

運用の可否

対応ファームウェア版数

運用の可否

対応ファームウェア版数

ETERNUS DX60/DX60 S2/DX80/DX90

全版数

×

ETERNUS DX80 S2/DX90 S2

全版数

全版数

SAN経由コピー制御機能を利用する場合は、以下の図のように、ETERNUS ディスクアレイ内に運用管理サーバがアクセスできる論理ボリュームが必要です。この論理ボリュームを“アクセスボリューム”と呼びます。ETERNUS ディスクアレイの中の論理ボリュームを1つ、アクセスボリューム用として、運用管理サーバに割り当てる必要があります。

図1.3 SAN経由コピー制御機能を利用するシステム構成例

LAN経由コピー制御機能を利用する場合は、アクセスボリュームが不要です。

図1.4 LAN経由コピー制御機能を利用するシステム構成例

参照

高可用性(HA)運用の構成は、「4.4.9 リモートコピー(HA構成)の実行」を参照してください。

災害対策(DR)運用の構成は、「4.4.10 リモートコピー(DR構成)の実行」を参照してください。