Expressは、GUIを利用することで、簡単にETERNUS ディスクアレイを利用するためのソフトウェアです。
ストレージ運用の難しさ・煩わしさを解消することを目的に、以下の機能を提供しています。
インストールウィザードに従って数クリックするだけで、本製品を導入できます。
ETERNUS ディスクアレイの導入・設定経験がなくても、ETERNUS ディスクアレイ内にボリュームを作成できるウィザードを搭載しています。ETERNUS ディスクアレイやボリュームを増設する場合も、ウィザードに従って数クリックするだけで、作業が完了します。
Expressは、以下のウィザードを提供しています。
ストレージ設定ウィザード
ボリューム割当てウィザード
アドバンスト・コピー設定ウィザード
リモート・アドバンスト・コピー設定ウィザード
ETERNUS SF Webコンソールでは、操作対象と操作内容を選ぶ、つまり「何をどうするか」を選ぶだけなので、画面操作に迷うことがありません。
ETERNUS SF Webコンソールは、Webブラウザを使用してExpressを利用する機能です。
以降、ETERNUS SF Webコンソールを“Webコンソール”と記述します。
1つのWebコンソールで複数のETERNUS ディスクアレイを管理・監視・操作できるため、端末が置かれている場所への移動、端末でのブラウザ画面切替えなどの煩わしさがなくなります。
また、Expressでは、実行中の処理の終了を待たずにWebコンソールを操作できます。
トラブルの発生時、利用者からのコール前にトラブル事象と影響範囲を把握できます。
ストレージの専門知識がなくても事象を把握できるように、メッセージをクリックすると、トラブルの対処方法がポップアップ表示されます。
筐体内および遠隔地の筐体へデータをコピーする手段として、Expressでは以下のコピー機能を提供しています。このコピー機能は、ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を利用します。
クローンコピー(EC)
クローンコピー(OPC)
クローンコピー(QuickOPC)
スナップショットコピー(SnapOPC+)
リモートコピー(REC)
同期モード、Consistencyモード、Stackモードがあります。
操作インターフェースには、GUIとCLI(Command Line Interface)があります。GUIでは、かんたん操作が可能です。CLIでは、スクリプト作成、OSのスケジューラーを利用した定期コピーなど、運用に合わせたカスタマイズが可能です。
ポイント
スナップショットコピー(SnapOPC+)は、アドバンスト・コピー機構のハードウェアライセンス(以降、“アドバンスト・コピーライセンス”と略します)がETERNUS ディスクアレイに未登録の状態でも、8セッションまで実行できます。ただし、スナップショットコピー(SnapOPC+)を9セッション以上実行したい場合やほかのコピー機能を実行したい場合は、アドバンスト・コピーライセンスがETERNUS ディスクアレイに登録されている必要があります。
ライセンスの詳細は、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ライセンスの管理」を参照してください。
24時間分のETERNUS ディスクアレイの性能情報を、グラフでWebコンソールに表示できます。また、1時間分または24時間分のETERNUS ディスクアレイの性能情報を、CSVファイルに出力することもできます。