本コマンドでは、以下の環境変数を使用することができます。
LXDBDEBUG
LX_REPSETUPD_TMP
これらの環境変数について以下に説明します。
レプリケーション抽出トレースファイルの作成先ディレクトリパス名と、ファイルサイズをカンマ“,”で区切って指定します。
ファイルサイズには、単位を指定する必要はありません。
Mバイト単位(1~1024の範囲)で、以下のファイルを作成します(マルチRDB運用でない場合は、RDBシステム名は、“RDBII”となります)。
表単位のレプリケーションの場合
RDBシステム名_EXT_抽出定義名.log
グループ単位のレプリケーションの場合
RDBシステム名_EXT_レプリケーショングループ名.log
作成したファイルが、指定値に達すると、拡張子を“old”に変更し退避します。ただし、新たに作成したファイルのサイズが指定値に達した場合、そのファイルを先に退避したファイル(拡張子old)に置き換えて退避します。
以下にオペランドの指定例を示します。
例)環境変数RDBNAME未使用、かつ抽出定義名“受注表抽出定義”の場合に、3Mバイトまでのレプリケーション抽出トレースを取得する場合
Widnowsの場合
LXDBDEBUG=c:\work,3
SolarisまたはLinuxの場合
LXDBDEBUG=/home/work,3
レプリケーション抽出ファイルの出力例を以下に示します(下図はグループ単位のレプリケーションの場合です)。
20031022101309 01 INS:10 DEL:10 UPD:1 20031022101309 02 INS:0 DEL:0 UPD:1 20031022101309 03 INS:11 DEL:15 UPD:100 20031022101309 04 INS:20 DEL:10 UPD:0 20031022101309 TOTAL 178 20031022102309 01 INS:1 DEL:10 UPD:0 20031022102309 02 INS:2 DEL:10 UPD:0 20031022102309 03 INS:5 DEL:10 UPD:0 20031022102309 04 INS:0 DEL:0 UPD:0 (a) (b) (c) 20031022102309 TOTAL 38
(d)
lxextdbコマンドの実行日時(年月日時分秒)です。
グループ単位のレプリケーションの場合、レプリケーショングループの抽出定義のMEMBERに指定された抽出定義の指定順です。
表単位のレプリケーションの場合は、00となります。
差分データの種類と件数です。グループの単位レプリケーションの場合は、レプリケーショングループに属する抽出定義ごとに出力します。
INS:差分反映操作がINSERTの差分データ件数
UPD:差分反映操作がUPDATEの差分データ件数
DEL:差分反映操作がDELETEの差分データ件数
一回のlxextdbコマンドで抽出した差分データ件数の合計です。
なし。
全複写では、本環境変数は有効になりません。
本機能は、以下のSymfoware抽出レプリケーションの場合にだけ使用できます。
OS | 組合せ製品名 |
---|---|
Solaris | Linkexpress 3.2以降 |
Linux | Linkexpress V3.0L20以降 |
Windows | Linkexpress V4.0L20以降 |
以下に示すUPDATE文によって、レプリケーション対象の表を更新する場合に使用する作業ディレクトリパス名を指定します。
レプリケーション対象の表におけるPRIMARY KEYまたはUNIQUEを指定した列を、1つのUPDATE文によって更新し、このUPDATE文によって複数のレコードが更新される場合
使用する作業ディレクトリパス名を120バイト以内の絶対パス名で指定します。
本オプションを省略した場合、以下の場所を使用します。
Widnowsの場合
Linkexpressのインストールディレクトリ\DBTEMP\REPOP
Linuxの場合
/tmp
なし。
本機能は、以下のSymfoware抽出レプリケーションの場合にだけ使用できます。
OS | 組合せ製品名 |
---|---|
Solaris | Linkexpress V4以降 |
Linux | Linkexpress V4.0L12以降 |
Windows | Linkexpress V5以降 |
作業ファイルは、見積り式の結果が256Kバイトを超過する場合に一時的に作成します。
作業ファイルの見積りは、“A.4.3 差分抽出時の作業域の容量見積り”を参照してください。