名前
CustomLog
形式
CustomLog "|ihsrlogコマンド実行文"|ログファイル名 ニックネーム [env=[!]環境変数]
機能概要
アクセスログファイルを作成します。
ihsrlogコマンドの実行文を指定します。ihsrlogコマンドの実行文の指定方法については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「ihsrlog」を参照してください。
アクセスログを出力するファイル名を指定します。ファイル名は、絶対パス、またはServerRootディレクティブからの相対パスで指定します。スラッシュ(/)で始まらないパスを指定した場合、ServerRootディレクティブからの相対パスによる指定となります。なお、ディレクトリは、実際に存在するディレクトリ名を指定してください。
LogFormatディレクティブで設定したニックネームを指定します。
初期値には、以下のようなニックネームがあります。
common
Common Log Formatでログを記録します。
referer
クライアントの追跡情報をログに記録します。
agent
クライアントが使用しているWebブラウザの情報をログに記録します。
combined
common、referer、およびagentのすべての情報をログに記録します。
ihs-analysis
common、リクエスト処理時間、およびリクエスト受信情報をログに記録します。
指定した環境変数が設定されている場合にアクセスログを出力します。環境変数の先頭に「!」を指定すると、指定した環境変数が設定されている場合にアクセスログを出力しません。環境変数の設定条件は、SetEnvIfディレクティブで指定します。
指定位置
グローバルコンテキスト、バーチャルホスト
省略値
なし
初期値
CustomLog "|ihsrlog.exe -s logs/accesslog 1 5" ihs-analysis
CustomLog "|/opt/FJSVihs/bin/ihsrlog -s logs/accesslog 1 5" ihs-analysis
モジュール
mod_log_config
注意事項
本ディレクティブを複数設定した場合は、定義されたすべての設定が有効となります。
本ディレクティブにログファイル名を指定した場合、ファイルサイズがulimitコマンド(ボーンシェル系)またはlimitコマンド(Cシェル系)で設定されたファイルサイズに達した際に、エラーメッセージihs70009が出力され、ログの記録に失敗します。
本ディレクティブを多量に追加した場合、Webサーバを運用するために必要なファイルディスクリプタ数が不足する可能性があります。“チューニングガイド”の“システムのチューニング”-“サーバ機能運用時に必要なシステム資源”-“Interstage HTTP Serverのシステム資源の設定”を参考に、Webサーバを運用するために必要なファイルディスクリプタ数に問題がないかを確認してください。
Interstage管理コンソールの以下画面で[適用]/[作成]操作を行うと、本ディレクティブのihsrlogコマンド実行文のlogfileに設定される「ログファイルを格納するディレクトリ、およびファイル名プレフィクス」がエンマークおよびダブルクォーテーション(\")で囲まれますが、動作上の影響はありません。
[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [Webサーバ:環境設定]
[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [バーチャルホスト] > [バーチャルホスト:環境設定]
[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバ名] > [バーチャルホスト:新規作成]