インストーラの作成は、以下の手順で行います。
1.インストーラに添付するコンポーネントの選択
インストーラに添付するコンポーネントを選択するために、以下のコピーツールを管理者権限で実行してください。
(Interstage Studio Standard-J Editionインストールフォルダ)\IDE\jbkplgdi\Setup.exe |
上記のコピーツールを実行すると、[JBK Download Tool]ダイアログが表示されます。
[インストール先の選択]
インストーラに添付するコンポーネントを格納する作業フォルダを選択してください。
注意
インストール先について
ダウンロードインストーラでは、インストール先の初期フォルダをシステムの環境変数TEMPで設定されているフォルダとしています。
環境変数で設定されているフォルダは、Windowsのエクスプローラの設定によって、表示されない場合があります。表示されない場合は、エクスプローラで表示可能なフォルダをご確認のうえ、インストール先をその表示可能なフォルダに変更してください。
[機能の選択]
インストーラに添付するJREのバージョンを選択してください。
複数のJREをインストーラに添付して、クライアントマシンごとにインストールするJREを変えるといった使い方もできます。
JRE 6
JRE 7
[ファイルコピーの開始]
ファイルコピーの開始前にインストーラに添付するコンポーネントを確認してください。
このダイアログでボタン[次へ]をクリックすると、ファイルのコピーが開始されます。
[セットアップの完了]
作業フォルダへのファイルのコピーは完了すると、このダイアログが表示されます。
2.作業フォルダの確認
コピーツールを実行すると、作業フォルダに、以下のファイルがコピーされます。
フォルダ名 | フォルダに格納されているファイルの説明 |
---|---|
(作業フォルダ) | インストーラのメイン部 |
(作業フォルダ)\jbkplug | JBKプラグインのインストールに必要なファイル |
(作業フォルダ)\jre6 | JRE 6のインストールに必要なファイル |
(作業フォルダ)\jre7 | JRE 7のインストールに必要なファイル |
注意
作業フォルダのサブフォルダについて
インストーラのメイン部は、サブフォルダの名前で添付されているコンポーネントを判別します。 このため、サブフォルダ名は絶対に変更しないでください。
3.JBKプラグインの設定ファイルのカスタマイズ
コピーツールでJBKプラグインを選択した場合、作業フォルダ内の“jbkplug\setupdir\0011”フォルダに、 JBKプラグインの設定ファイル(jbkplugin.propertiesとjbkplugin.policy)が格納されています。 必要に応じてこれらのファイルを編集して、カスタマイズしてください。 編集して、カスタマイズした設定ファイルは、“jbkplug”フォルダに格納してください。
設定ファイルのカスタマイズが必要な場合
セキュリティ権限の設定が必要な場合
jbkplugin.policyファイルに、セキュリティ権限を記述してください。
クラスパスの設定が必要な場合
アプレット実行時に、クライアントマシン上のクラスファイルやJARファイルを使用する場合、 jbkplugin.propertiesのJava VMの起動オプションに、これらのクラスファイルやJARファイルへのクラスパスを指定してください。
複数のJREをインストールして使用する場合
クライアントマシンに複数のJREをインストールし、アプレットによって使用するJREを切り替えたい場合、 jbkplugin.properties.xxx(xxxは任意の文字列)というファイルを複数個作成して、 JBKプラグインの設定ファイルの切替え機能を使用することができます。
設定ファイルの切替え機能の詳細は、JBKプラグインの“2.3.12 設定ファイルの切り替え”を参照してください。
注意
インストーラは、jbkplugフォルダにある設定ファイルをクライアントマシンにインストールします。
JBKプラグインの設定ファイルは必ずjbkplugフォルダに格納してください。
4.サイレントインストール用の応答ファイルの作成
サイレントインストール機能を使用する場合、応答ファイルを作成してください。
サイレントインストール機能を使用しない場合は、応答ファイルを作成する必要はありません。
サイレントインストール機能の詳細は、“4.4 サイレントインストール機能”を参照してください。
5.作業フォルダのアーカイブ
アーカイバを用いて、作業フォルダ内のファイルをサブフォルダごと圧縮して、1つのファイルに格納します。
このとき、作成した圧縮ファイルを解凍したときにサブフォルダの構成がそのまま元に戻るような形式で圧縮してください。この圧縮ファイルをWebサーバに格納すれば、インストーラの作成は完了です。
なお、作業フォルダにコピーしたファイルが必要なくなった場合は、削除してください。