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Interstage Service Integrator V9.5.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

E.6.5 WSDL定義の編集

本BPEL定義のWSDL定義を編集します。以下の手順でWSDL定義を編集します。

なお、WSDLエディタによるWSDL定義の編集中は、アウトラインビューを最大化しないでください。

ひな型のWSDL定義の編集

ひな型のWSDL定義を以下の手順で編集します。ここでは、要求/応答型の場合について説明します。一方向型(one-way)の場合も手順は同じです。


  1. WSDLエディタの起動
    [プロジェクトエクスプローラ]ビューで編集するWSDL定義を右クリックし、ポップアップメニューの[開く]をクリックします。WSDLエディタについては、Interstage Studioの“Java EEワークベンチユーザーズガイド”の“Webサービスのアプリケーションを開発する”の“タスク”の“WSDLを作成する”の“WSDLエディタ”、またはInterstage Studioのヘルプを参照してください。

  2. サービスの作成
    定義されているポートタイプに対応するサービスを作成します。
    サービスの作成は、WSDLエディタの[設計]タブの空白部分で右クリックし、ポップアップメニューの[サービスの追加]をクリックすることで行います。追加後は必要に応じてサービスの名前を設定ください。

  3. ポートの設定
    作成したサービスに、ポートを設定します。
    WSDLエディタの[設計]タブのサービス定義の中にあるポート(NewPortを書かれた部分)をクリックし、プロパティビューの[一般]で以下の設定を行います。


    表E.8 ポートの設定内容

    設定項目

    設定内容

    名前

    他のポート名と重複しない任意の名前。

    バインディング

    次の手順で設定しますので、ここでは設定しないでください。

    アドレス

    以下のアドレスを設定してください。
      http://localhost:80/ode/processes/[システムで一意の名前]

    プロトコル

    SOAPを選択してください。


    図E.11 ポートの設定画面


  4. バインディングの作成
    ポートタイプとサービスを関連付けるバインディングを作成します。
    手順3.のポートのプロパティのバインディングで[新規]を選択します。[新規バインディング]ダイアログボックスが表示されますので、任意のバインディング名を設定し、[OK]をクリックします。
    WSDLエディタの[設計]タブにバインディングが表示されますので、プロパティビューの[一般]で[バインディングコンテンツの生成]ボタンをクリックし、次に表示される[バインディングウィザード]で以下の設定を行い、[完了]をクリックします。


    表E.9 [バインディングウィザード]の設定内容

    設定項目

    設定内容

    ポートタイプ

    関連付けるポートタイプを選択してください。

    プロトコル

    SOAPを選択してください。

    既存のバインディング情報の上書き

    初期設定のままとしてください(チェックなし)。

    SOAPバインディングオプション

    初期設定のままとしてください(文書リテラル)。


    図E.12 [バインディングウィザード]画面


  5. メッセージの定義
    ポートタイプのメッセージを定義します。
    WSDLエディタの[設計]タブで、ポートタイプ中のメッセージの右側に表示されている矢印をクリックします。インラインスキーマの画面が表示されますので、メッセージの型を定義します。定義方法については、Interstage Studioの“Java EEワークベンチユーザーズガイド”の“Webサービスのアプリケーションを開発する”の“タスク”の“WSDLを作成する”の“WSDLエディタ”、またはInterstage Studioのヘルプを参照してください。


    図E.13 メッセージの定義画面


  6. WSDL定義の保存
    メニューバーから[ファイル]-[保存]を選択し、WSDL定義を保存してください。

  7. WSDLエディタの終了
    メニューバーから[ファイル]-[閉じる]を選択し、WSDLエディタを終了してください。


追加するReceive/Reply用のWSDL定義の追加

ひな型のBPEL定義にReceive/Replyのペアを追加する場合は、対応するWSDL定義を追加するペアの数分、追加します。以下の手順で追加します。


  1. WSDL定義の追加
    メニューバーから[ファイル]-[新規]-[その他]を選択すると、[新規]ウィザードが表示されます。
    [WSDL]を選択し、[次へ]をクリックしてください。


    図E.14 [新規]ウィザード


  2. 以下の設定項目を確認、入力し、[次へ]をクリックしてください。


    表E.10 [新規WSDLファイル]画面の設定内容

    設定項目

    設定内容

    親フォルダを入力または選択

    WSDL定義を作成する親ディレクトリを設定してください。

    ファイル名

    追加するWSDL定義ファイルの名前を設定してください。


    図E.15 [新規WSDLファイル]画面


  3. 以下の設定項目を確認、入力し、[完了]をクリックしてください。


    表E.11 [新規WSDLファイル]オプション画面の設定内容

    設定項目

    設定内容

    ターゲット名前空間

    BPELプロセスのNamespace

    接頭部

    ターゲット名前空間に対応する接頭部

    WSDLスケルトンの作成

    初期設定のままとしてください(チェックあり)。

    プロトコル

    初期設定のままとしてください(SOAP)。

    SOAPバインディングオプション

    初期設定のままとしてください(文書リテラル)。


    図E.16 [新規WSDLファイル]オプション画面


  4. 以下に示すWSDL定義が生成されます。


    図E.17 WSDL定義画面


  5. ポートタイプの設定
    生成されたWSDL定義のポートタイプを設定します。必要に応じてポートタイプの名前や、input/outputパラメタを設定してください。

  6. サービスの設定
    生成されたWSDL定義のサービスを設定します。必要に応じてサービスの名前を設定ください。

  7. ポートの設定
    生成されたWSDL定義のポートを設定します。
    WSDLエディタの[設計]タブのサービス定義の中にあるポートをクリックし、プロパティビューの[一般]で以下の設定を行います。


    表E.12 ポートの設定内容

    設定項目

    設定内容

    名前

    他のポート名と重複しない任意の名前。

    バインディング

    次の手順で設定しますので、ここでは設定しないでください。

    アドレス

    以下のアドレスを設定してください。
      http://localhost:80/ode/processes/[システムで一意の名前]

    プロトコル

    SOAPを選択してください。


    図E.18 ポートの設定画面


  8. メッセージの定義
    ポートタイプのメッセージを定義します。
    WSDLエディタの[設計]タブで、ポートタイプ中のメッセージの右側に表示されている矢印をクリックします。インラインスキーマの画面が表示されますので、メッセージの型を定義します。定義方法については、Interstage Studioの“Java EEワークベンチユーザーズガイド”の“Webサービスのアプリケーションを開発する”の“タスク”の“WSDLを作成する”の“WSDLエディタ”、またはInterstage Studioのヘルプを参照してください。


    図E.19 メッセージの定義画面


  9. WSDL定義の保存
    メニューバーから[ファイル]-[保存]を選択し、WSDL定義を保存してください。

  10. WSDLエディタの終了
    メニューバーから[ファイル]-[閉じる]を選択し、WSDLエディタを終了してください。

外部ファイルの参照に関する注意事項

WSDL定義から外部ファイルを参照する場合、および外部ファイルが他の外部ファイルを参照する場合、外部ファイルの拡張子は“.xsd”にしてください。外部ファイルは、BPELプロジェクトの直下に格納してください。

importやincludeなどに設定する、外部ファイルのロケーションまたはスキーマロケーションに設定できる値は、BPELプロジェクトの直下に格納したファイルの相対パスだけです。URLは定義できません。

ポートタイプのMessageのPartに設定する型に関する注意事項

ポートタイプのMessageのPartに設定する型は、必ずElement型としてください。