運用管理サーバ/部門管理サーバクラスタシステム、運用管理サーバ二重化、全体監視サーバの構成を利用している場合の対応を説明します。
クラスタシステムの場合
監視元サーバがクラスタシステムの場合
監視元ホストの設定で、運用系、待機系のホスト名を空白で区切って指定してください。
運用系で監視を行う場合は、二重監視の設定をOFFにしてください。
運用系、待機系の両方へ登録、またはポリシー配付します。スクリプトは、クラスタシステム運用を判断し、クラスタシステム運用のノードで動作します。
被監視サーバがクラスタシステムの場合
被監視サーバの運用系および待機系の物理IPアドレスを監視対象にします。
運用管理サーバ二重化の場合
それぞれの運用管理サーバで、配下の部門管理サーバを監視します。
それぞれの運用管理サーバ(主系サーバ⇔各従系サーバ)を相互に監視することはできません。
全体監視サーバの場合
シングルサイト型の場合
全体監視サーバから運用管理サーバを監視します。
マルチサイト型の場合
本機能は、使用できません。
注意事項
環境に関する注意事項
DMZ環境で、動作する業務サーバは監視できません。
設定に関する注意事項
監視元サーバのメッセージ送信先システムを変更した場合は、監視元サーバ上で動作するスクリプトを再起動してください。
監視元サーバのホスト名を変更した場合、スクリプトで記述している監視元サーバのホスト名も変更してください。
運用に関する注意事項
運用管理サーバ上のシステム監視エージェント、またはイベント監視サービスが停止していた場合、異常が検知されても、イベント通知は行われません。
3階層管理モデルで、業務サーバを監視する部門管理サーバのシステム監視エージェント、またはイベント監視サービスが停止していた場合は、業務サーバで異常が検知されても、運用管理サーバへの通知は行われません。
監視元サーバから被監視サーバ間のネットワーク経路異常の場合(ルーティングが通らない場合も含む)、被監視サーバ上でシステム監視エージェントが正常に動作していても、異常と判断されます。
ノードにSystemwalkerがインストールされていない場合は、異常と判断されます。
クライアントの場合、イベント監視はオプションであるため、インストールされていない場合があります。本機能を使用する場合は、イベント監視機能をインストールしてください。
通知したイベントの自動対処は行えません。
Systemwalkerセルフチェックスクリプトの被監視サーバ、ネットワーク監視、および被監視サーバが同じ場合、被監視サーバがダウンしたときには、Systemwalkerセルフチェックスクリプトと、ネットワーク監視で検出した異常が両方ともイベントとして通知されます。