セルフチェック機能は、プロセス監視では、検知できないOS異常やハード障害などの端末異常時にSystemwalkerが停止した場合、Systemwalkerの異常として検知する機能です。
以下の構成を利用している場合は、運用方法や導入手順が異なります。相違点については、“各運用形態の場合”を参照してください。
運用管理サーバクラスタシステム
部門管理サーバクラスタシステム
運用管理サーバ二重化
全体監視サーバ
動作条件
セルフチェック機能を使用するには、以下の条件があります。
セルフチェックが可能な運用管理サーバ、部門管理サーバは、以下のバージョンです。
Systemwalker CentricMGR V10.0L20以降
Systemwalker CentricMGR 10.1以降
Systemwalkerセルフチェックは、運用管理サーバまたは部門管理サーバで、監視を行うようにしてください。
Systemwalkerセルフチェックで設定する被監視対象ホストについては、以下のことに注意してください。
監視元サーバと被監視サーバ/クライアントが同一の場合は、監視対象外となります。
上位サーバ(監視元ホスト)から下位サーバ(被監視ホスト)を監視する形態にしてください。下位サーバから上位サーバを監視する形態は、正しく監視が行われない場合があります。
監視元サーバ | 被監視サーバ/クライアント | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
全体監視サーバ | 運用管理サーバ | 部門管理サーバ | 業務サーバ | 運用管理クライアント | クライアント | |
全体監視サーバ(注) | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
運用管理サーバ | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
部門管理サーバ | × | × | × | ○ | ○ | ○ |
業務サーバ | × | × | × | × | × | × |
○:サポート
×:未サポート
注:全体監視(マルチサイト型)では未サポートです。
出力されるイベントメッセージ
セルフチェック機能を使用すると、OS異常やハード異常などの検出時に以下のイベントメッセージが出力されます。
監視イベント種別:システム
重要度:重要
メッセージ:
【Windows版】
AP:SelfChk: ERROR: 3000: Systemwalker Centric Managerのエージェント機能が停止しました。監視元:%s 監視先:%s ポート番号:%s |
【UNIX版】
UX:SelfChk: ERROR: 3000: Systemwalker Centric Managerのエージェント機能が停止しました。監視元:%s 監視先:%s ポート番号:%s |
ポイント
イベントメッセージをフィルタリングする場合には、上記のイベントメッセージが出力されるように設定してください。