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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

7.4.2 共用バッファプールの対応関係の登録

運用に必要となるDSIと共用バッファプールの対応関係をrdbconbfコマンドにより登録します。

対応関係の登録が必要なすべての共用バッファプールに対して、共用バッファプールの対応関係の登録処理を行ってください。共用バッファプールの対応関係を登録する方法には、以下の2つの方法があります。

複数の共用バッファプールを処理する場合は、“複数の共用バッファプールの対応関係を一括して登録する方法”を実行した方が、高速に登録できます。

参照

rdbconbfコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

1つずつ共用バッファプールの対応関係を登録する方法

次の指定形式により、rdbconbfコマンドで1つずつDSIと共用バッファプールの対応関係を登録することができます。

rdbconbf -i データベース名.DSI名 共用バッファ識別子-1 [共用バッファ識別子-2]
-i データベース名.DSI

対応関係を登録するDSIを指定します。指定は、データベース名とDSI名を“.”で連結して指定します。

共用バッファ識別子-1[共用バッファ識別子-2]

DSIが使用する共用バッファプールの識別子を指定します。両方の識別子を指定した場合、RANDOM構造のプライム部、BTREE構造のインデックス部が共用バッファ識別子-1の共用バッファプールと対応づけられ、RANDOM構造のオーバフロー部、BTREE構造のデータ部が共用バッファ識別子-2の共用バッファプールと対応づけられます。共用バッファ識別子-2の省略時は、格納構造のすべての要素は、共用バッファ識別子-1と対応づけられます。SEQUENTIAL構造またはOBJECT構造のデータ部は、共用バッファ識別子-1のみの指定となり、共用バッファ識別子-2を指定することはできません。

rdbconbfコマンドを使用してDSIと共用バッファプールの対応関係を登録する例を以下に示します。

$ rdbconbf -i 在庫管理DB.在庫表DSI POOL1 
$ rdbconbf -i 在庫管理DB.関西発注表DSI POOL2 
$ rdbconbf -i 在庫管理DB.製品名IXDSI POOL3 

複数の共用バッファプールの対応関係を一括して登録する方法

次の指定形式により、rdbconbfコマンドで複数のDSIと共用バッファプールの対応関係を一度に登録することができます。

rdbconbf -f {ファイル名|- } 
-f{ファイル名|-}

複数のDSIと共用バッファプールの対応情報を記述したファイル名を指定します。ファイル名の代わりに“-”を指定すると、標準入力からの読込みとなります。

指定するファイル内には、次の記述形式で各対応関係の情報を定義します。

# コメント
データベース名.DSI名 共用バッファ識別子-1 [共用バッファ識別子-2]

記述内容は、コマンドのオプションに指定した場合と同じです。記述内容の意味は、“1つずつ共用バッファプールの対応関係を登録する方法”の各オプションの説明を参照してください。

複数のDSIと共用バッファプールの対応情報を記述したファイルの例を以下に示します。

在庫管理DB.在庫表DSI POOL1 
在庫管理DB.関西発注表DSI POOL2 
在庫管理DB.製品名IXDSI POOL3 

注意

  • 同じDSIに対して、DSIのメモリ常駐と共用バッファの対応づけを、実行することはできません。アクセス性能などを考慮し、どちらかを行ってください。

  • Symfoware/RDBを停止すると、自動的にDSIと共用バッファプールの対応関係は解除され、共用バッファプールは閉鎖されます。Symfoware/RDBを再起動した場合は、再度、共用バッファプールの開設と共用バッファプールの登録を行ってください。