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Interstage Interaction Manager V10 ポータル 運用ガイド
Interstage

5.2.2 実行ログ

実行ログは、ポータルの運用状態の履歴です。また、システム資源、プログラム資源へのアクセス履歴も記録されます。セキュリティに影響を与える利用者の操作をセットアップ管理者が追跡できる情報が記録されます。

実行ログには、以下の種類のメッセージがあります。

実行ログは、イベントログまたはsyslogとして出力されます。また、出力されるメッセージの範囲を設定することができます。

注意

実行ログ出力によるディスク消費量に注意して運用してください。

実行ログのメッセージ言語は、オペレーティングシステムの言語に従って決まります。

メッセージの対処方法については、「B.1 実行ログ」を参照してください。

実行ログファイル名と出力先

実行ログ出力形式(イベントログ)

実行ログの出力形式および項目の内容を、以下に示します。

出力形式
  • 経過メッセージ

    [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容]

    [UserID] [SessionID] [接続元IPアドレス] [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容]

  • 警告メッセージ

    [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容]

    [UserID] [SessionID] [接続元IPアドレス] [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容]

  • エラーメッセージ

    [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容] [エラー情報]

    [UserID] [SessionID] [接続元IPアドレス] [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容] [エラー情報]

項目の内容

項目

説明

テナントID

メッセージを出力したコンポーネントが動作するテナントID
セットアップ時に指定したテナント単位で一意のIDです。

種別

実行ログを出力したコンポーネントを表す文字列

Portal:ポータル
Console:管理コンソール
Autopilot:Autopilot機能 (注)

機能カテゴリ名

Interaction Managerの内部機能を表す機能カテゴリ名

内容

メッセージ内容
メッセージ内容の先頭には、メッセージIDが付加されます。
メッセージ内容の形式については、「アクセスログ出力形式」のメッセージの形式を参照してください。

UserID

ユーザーID

SessionID

セションID

接続元IPアドレス

接続元のIPアドレス

エラー情報

Exceptionなどのエラー情報

注) ポータルのサブコンポーネントです。

実行ログ出力形式(syslog)

実行ログの出力形式および項目の内容を、以下に示します。

出力形式
  • 経過メッセージ

    [日時] [サーバ名] [製品名] [メッセージ種別(INFO)] [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容]

    [日時] [サーバ名] [製品名] [メッセージ種別(INFO)] [UserID] [SessionID] [接続元IPアドレス] [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容]

  • 警告メッセージ

    [日時] [サーバ名] [製品名] [メッセージ種別(WARN)] [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容]

    [日時] [サーバ名] [製品名] [メッセージ種別(WARN)] [UserID] [SessionID] [接続元IPアドレス] [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容]

  • エラーメッセージ

    [日時] [サーバ名] [製品名] [メッセージ種別(ERROR)] [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容] [エラー情報]

    [日時] [サーバ名] [製品名] [メッセージ種別(ERROR)] [UserID] [SessionID] [接続元IPアドレス] [テナントID] [種別] [機能カテゴリ名] [内容] [エラー情報]

項目の内容

項目

説明

日時

ログの出力日時

サーバ名

サーバの名前

製品名

InteractionManager:

メッセージ種別

メッセージの種類

INFO : 経過メッセージ
WARN : 警告メッセージ
ERROR : エラーメッセージ

テナントID

メッセージを出力したコンポーネントが動作するテナントID
セットアップ時に指定したテナント単位で一意のIDです。

種別

実行ログを出力したコンポーネントを表す文字列

Portal:ポータル
Console:管理コンソール
Autopilot:Autopilot機能 (注)

UserID

ユーザーID

SessionID

セションID

接続元IPアドレス

接続元のIPアドレス

機能カテゴリ名

Interaction Managerの内部機能を表す機能カテゴリ名

内容

メッセージ内容
メッセージ内容の先頭には、メッセージIDが付加されます。
メッセージ内容の形式については、「アクセスログ出力形式」のメッセージの形式を参照してください。

エラー情報

Exceptionなどのエラー情報

注) ポータルのサブコンポーネントです。

出力例

実行ログの出力例を、以下に示します。

実行ログの設定

セットアップ管理者は、実行ログの出力レベルを管理コンソールで設定することができます。詳細は「2.4.3 ログ」を参照してください。

ポイント


実行ログ(syslog)は、出力レベルごとに出力先を指定することができます。出力先の定義は、syslogの定義ファイルで行います。syslogの設定方法については、LinuxまたはSolarisのマニュアルを参照してください。
実行ログを出力するには、syslogの設定が必要です。詳細は、「導入ガイド」の「5.4 セットアップ後の作業」を参照してください。