アクセスログには、利用者のログイン・ログアウトの状態が記録されます。また、外部のサービスへのアクセス状態も記録されます。
アクセスログは、タブ区切り(Windows)、またはタブ・ブランク区切り(Linux/Solarisの場合)のテキストファイルとして出力されます。出力されたアクセスログは、表計算ソフトまたはテキストエディタで参照することができます。
管理コンソールで定義したファイルローテーションの値に従って、複数のログファイルをローテーションして利用できます。
アクセスログのメッセージ言語は、オペレーティングシステムの言語に従って決まります。
アクセスログファイル名
アクセスログファイル名は、以下のように、コンポーネントによって異なります。
ポータル:iimportal_access.log
管理コンソール:iimconsole_access.log
また、ファイル切り替え時のファイル名は、以下のようになります。
ファイル切り替えタイプが「サイズ」の場合
ポータル:iimportal_access.log.n
管理コンソール:iimconsole_access.log.n
n:ログファイルの世代を表します。0~[管理コンソールで定義したファイルローテーションの値]が設定されます。
ファイル切り替えタイプが「時間」の場合
ファイル切り替え単位ごとに以下の形式となります。
1カ月
ポータル:iimportal_access.log.yyyy-MM
管理コンソール:iimconsole_access.log.yyyy-MM
1週間
ポータル:iimportal_access.log.yyyy-ww
管理コンソール:iimconsole_access.log.yyyy-ww
1日
ポータル:iimportal_access.log.yyyy-MM-dd
管理コンソール:iimconsole_access.log.yyyy-MM-dd
1時間
ポータル:iimportal_access.log.yyyy-MM-dd-HH
管理コンソール:iimconsole_access.log.yyyy-MM-dd-HH
1分
ポータル:iimportal_access.log.yyyy-MM-dd-HH-mm
管理コンソール:iimconsole_access.log.yyyy-MM-dd-HH-mm
yyyy:年を表します。
MM:月を表します。
ww:年初からの週数を表します。
dd:日を表します。
HH:時を表します。
mm:分を表します。
アクセスログ出力先
アクセスログは、以下に出力されます。
ポータル:[インストールフォルダ]\MashupPortal\logs\[テナントID]\iimportal\
管理コンソール:[インストールフォルダ]\MashupPortal\logs\[テナントID]\iimconsole\
インストールフォルダの初期値: C:\InteractionManager
テナントID:セットアップパラーメーターで入力した値
ポータル:/var/opt/FJSVrcfmp/logs/[テナントID]/iimportal/
管理コンソール:/var/opt/FJSVrcfmp/logs/[テナントID]/iimconsole/
テナントID:セットアップパラーメーターで入力した値
ポータル:/var/opt/FJSVrcfmp/logs/[テナントID]/iimportal/
管理コンソール:/var/opt/FJSVrcfmp/logs/[テナントID]/iimconsole/
テナントID:セットアップパラーメーターで入力した値
アクセスログ出力形式
アクセスログの出力形式および項目の内容を、以下に示します。
[出力時間]をローカルタイムに設定している場合
[Date] [UserID] [SessionID] [接続元IPアドレス] [機能カテゴリ名] [メッセージ] |
[出力時間]をタイムゾーンに設定している場合
[Date] [スレッドNO] INFO File [UserID] [SessionID] [接続元IPアドレス] [機能カテゴリ名] [メッセージ] |
項目 | 説明 |
---|---|
Date | ログの出力日時 「yyyy-MM-dd-HH:mm:ss.SSS z」の形式で出力されます。 |
スレッドNO | 利用者が使用しているスレッドNO |
INFO File | タイムゾーン設定時だけの固定文字列 |
UserID | ユーザーID |
SessionID | セションID |
接続元IPアドレス | 接続元のIPアドレス |
機能カテゴリ名 | Interaction Managerの内部機能を表す機能カテゴリ名 |
メッセージ | メッセージ内容 |
メッセージの形式
[メッセージID] [メッセージ本文] |
項目 | 説明 |
---|---|
メッセージID | ffflnnn式のメッセージの識別子
|
メッセージ本文 | メッセージ本文 |
出力例
アクセスログの出力例を、以下に示します。
2013-4-20-11:36:01.327 JST user001 ABC11111111111111111-DEF22222222222222222222-000000000000000000001 10.10.10.10 controller CTLA001 ユーザーがログインしました。 |
アクセスログの設定
セットアップ管理者は、アクセスログの出力に関するルールを管理コンソールで設定することができます。詳細は「2.4.3 ログ」を参照してください。