ポータルの導入作業が完了したら、以下の流れでポータルを構築します。
管理コンソールを利用して、以下の操作を行います。
ポータル共通のガジェットの作成
各ロール共通で使用するガジェットがある場合、ガジェットを作成します。
ポイント
以下のガジェットを作成することができます。
・ Interaction Managerガジェット: WebPageガジェット、Linksガジェット
・ OpenSocialガジェット
・ ガジェット開発で作成したgadget.xml
WebPageガジェットおよびLinksガジェットでURLを利用する場合は、あらかじめガジェットコンテンツ定義でURLを定義し、そのガジェットコンテンツ定義をもとにガジェットを作成します。
WebPageガジェットおよびLinksガジェットで代理ログインを利用する場合は、あらかじめガジェットコンテンツ定義で代理ログインを定義し、そのガジェットコンテンツ定義をもとにガジェットを作成します。
WebPageガジェットおよびLinksガジェットでAutopilot機能を利用する場合は、あらかじめガジェットコンテンツ定義でAutopilotを定義し、そのガジェットコンテンツ定義をもとにガジェットを作成します。
ポータル全体の設定
ポータル画面全体のレイアウトの設定
共有エリアのヘッダーとフッターの設定
共有エリアのレフトとライトの設定
共有エリアにロール共通のガジェットを表示させたい場合、共有エリアのレフトまたはライトへガジェットを追加します。
ポリシーの設定
ログインポリシーや、ポータルのパーソナライズを許可する/しないなどのポリシーを設定します。
ポータル画面のテーマの設定
ポイント
ポータルのログイン画面を設定する場合は、ログイン画面のフォームを編集します。詳細は、「5.6 ログイン画面の設定」を参照してください。本設定を行わない場合は、デフォルトのログイン画面が使用されます。
ポータルのFaviconを設定する場合は、Faviconのファイルをサーバに格納します。詳細は、「5.7 Faviconの設定」を参照してください。
ポータルのヘッダーのタイトル画像を設定する場合は、タイトル画像のファイルをサーバに格納します。詳細は、「5.8 タイトル画像の設定」を参照してください。
ユーザー、グループ、ロールの作成
ユーザーの作成とシステム管理者、グループ管理者、ロール管理者の設定
グループ、ロールの作成
ポイント
グループは、トップグループだけを作成し、トップグループ配下のグループおよびロール作成は、グループ管理者に任せることもできます。
作成したグループには、ユーザー作成時に指定したグループ管理者がメンバーに含まれる構成にします。
作成したロールには、ユーザー作成時に指定したロール管理者がメンバーに含まれる構成にします。
利用者情報管理コマンドを利用して、ユーザー、グループ、ロールを作成することもできます。一度に複数のユーザー、グループ、ロールを作成する場合に便利です。詳細は、「A.1 利用者情報管理コマンド」を参照してください。
運用環境の設定
認証サーバの設定
ガジェットを動作させる自サーバの設定
アクセス制御の設定
ポータル機能の再起動
注意
ポータル機能は、tenantコマンドを利用して再起動します。
詳細は、「5.5 ポータル機能の起動と停止」の「ポータル、管理コンソールをまとめて起動/停止する」を参照してください。
ログイン抑制の解除
ポイント
最初にシステム管理者を作成し、「ポータル共通のガジェットの作成」および「ユーザー、グループ、ロールの作成」をシステム管理者に任せることもできます。
ポータルの起動確認を行います。
また、セットアップ管理者に代わって、セットアップ管理者が行う「ポータル共通のガジェットの作成」および「ユーザー、グループ、ロールの作成」の操作を行うことができます。
セットアップ管理者またはシステム管理者にグループやロールの作成を任された場合、グループ管理者が所属するグループ配下に対して以下の操作を行います。
部門ごとにグループやロールの運用を行う場合などに、有効です。
管理コンソールを利用して、以下の操作を行います。
グループの作成とグループ管理者の設定
ロールの作成とロール管理者の設定
ロールの作成で、ロールを利用させたいグループを属させます。
ロールに応じたポータル画面を作成します。
利用者は、所属するロールに従い、利用が許可されたポータルを利用できます。
管理コンソールを利用して、以下の操作を行います。
ガジェットの作成
ロール管理者が管理するロールで表示可能なガジェットを作成します。
ポイント
WebPageガジェットおよびLinksガジェットでURLを利用する場合は、あらかじめガジェットコンテンツ定義でURLを定義し、そのガジェットコンテンツ定義をもとにガジェットを作成します。
WebPageガジェットおよびLinksガジェットで代理ログインを利用する場合は、あらかじめガジェットコンテンツ定義で代理ログインを定義し、そのガジェットコンテンツ定義をもとにガジェットを作成します。
WebPageガジェットおよびLinksガジェットでAutopilot機能を利用する場合は、あらかじめガジェットコンテンツ定義でAutopilotを定義し、そのガジェットコンテンツ定義をもとにガジェットを作成します。
ポータルの[カスタマイズ]を利用して、以下の操作を行います。
メニューの作成
タブの作成
利用者がメニューを選択したときに表示されるタブを作成します。
タブにガジェットを追加
ガジェットの作成で作成したガジェットの中から、当該タブに表示させたいガジェットを追加します。
レイアウトの調整
ロールの公開
本手順により、利用者のロールに従ったポータル画面を利用できます。
参照
管理コンソールの操作方法は、「第2章 管理コンソール」を参照してください。
ポータルのカスタマイズの方法については、「ポータル 操作ガイド」の「第4章 カスタマイズ」を参照してください。
Interstage Interaction Manager V9の運用管理コンソールとInterstage Interaction Manager V10の管理コンソールの機能を比較する場合は、「付録C 運用管理コンソールとの比較」を参照してください。