ここでは、ネットワークリソースの設定変更を行う方法について説明します。
以下の項目が変更できます。
操作 | L-Serverの状態 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
物理L-Server | 物理L-Server (iSCSIブート) | 仮想L-Server | |||||
定義済み | リソース未割当て | リソース割当て済み | すべて | 定義済み | リソース未割当て | リソース割当て済み | |
IPアドレスの変更 (管理LAN/業務LAN) (*1) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ (*2) | - | - |
NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースの変更 | ○ | ○ | ○ | - | ○ (*2) | - | - |
NICの追加と削除 | ○ (*3) | - | - | - | ○ (*2、*4) | ○ (*5) | ○ (*5) |
アンタグVLANを使用する/しないの変更 | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - |
NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースの追加と削除 | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - |
冗長化の変更 (例:NIC1、2の組合せをNIC3、4にする) | ○ (*3) | ○ (*3) | ○ (*3) | - | - | - | - |
冗長化の追加 (例:NIC1をNIC1、2の組合せにする) | ○ (*3) | ○ (*3) | ○ (*3) | - | - | - | - |
冗長化の削除 (例:NIC1、2の組合せをNIC1だけにする) | ○ (*3) | ○ (*3) | ○ (*3) | - | - | - | - |
*1: サブネットを越えたIPアドレスの変更はできません。
*2: 仮想L-ServerのIPアドレスおよびネットワークリソース変更は、"定義済み"状態だけできます。
*3: 管理LANリソースに接続するNICは変更できません。
*4: VM種別がRHEL-KVMまたはRHEL-XenのL-Serverは、NICの追加または削除ができません。
*5: VM種別がVMware, Hyper-V,またはRHEL-KVMのL-ServerだけNICの追加または削除ができます。
注意
L-Serverの仕様を変更しても、L-ServerにインストールされているOSの設定は変更されません。変更後のL-ServerのIPアドレスおよびネットワーク情報に合わせて、OSのネットワーク設定を変更してください。
物理L-Serverの場合、管理LANに使用しているNICの搭載位置は変更できません。
L-Server配備後は、VMwareからポートグループを利用するネットワークリソースのラベルの変更は行なわないでください。
誤ってポートグループを利用するネットワークリソースのラベルを変更してしまった場合、新規のL-Server配備に失敗します。
以下の手順で、ネットワークリソースの設定変更を行います。
L-Serverが定義済みの状態の場合
オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[定義情報]を選択します。
[L-Serverの定義変更]ダイアログが表示されます。
[ネットワーク]タブでL-Serverのネットワークリソースの設定を変更します。
参考
物理L-Serverの場合
[ネットワーク]タブの操作は、「10.2.4 [ネットワーク]タブ」を参照ください。
仮想L-Serverの場合
[ネットワーク]タブの操作は、「10.3.4 [ネットワーク]タブ」を参照ください。
<OK>ボタンをクリックします。
L-Serverがリソース未割当状態またはリソース割当て済み状態の場合
注意
L-Serverがリソース未割当状態またはリソース割当て済み状態の場合、物理L-Serverだけ、ネットワークリソースを変更できます。
オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[ネットワーク構成]を選択します。
[L-Serverのネットワーク構成変更]ダイアログが表示されます。
以下の項目を入力します。
<追加>ボタンをクリックすると、ネットワークが追加できます。
[ネットワークの追加]ダイアログで、接続するネットワークリソースを選択します。
参考
- 新しいNICまたはNICグループを追加する場合、[ネットワークの追加]ダイアログの[NIC]に"(未定義)"のNIC番号を選択します。NICを冗長化する場合、冗長化に使用するNICのペアを選択します。
- 定義済みのNICまたはNICグループに接続するネットワークを追加する場合、[ネットワークの追加]ダイアログの[NIC]に定義済みのNIC番号を選択します。
<削除>ボタンをクリックすると、選択したネットワークが削除されます。
L-Server作成時に指定したNICの数にならないと<OK>ボタンが活性になりません。<OK>ボタンが非活性の場合、<追加>ボタンをクリックし、未定義のNICに構成を定義してください。
<変更>ボタンをクリックし、NICまたはNICグループに接続するネットワークリソースを選択します。
L-Serverに設定するIPアドレスを入力します。入力しなかった場合、自動的にIPアドレスが割り当てられます。
NICまたはNICグループにタグなしVLANを使用するか選択します。
<OK>ボタンをクリックします。
コマンドでは、rcxadm lserver modifyコマンドを実行します。
rcxadm lserver modifyコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。
NICの追加または削除は、rcxadm lserver attachまたはdetachコマンドを使用します。
rcxadm lserver attachコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。