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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

11.1.1 起動

ここでは、L-Serverの起動について説明します。

以下の手順で、L-Serverを起動します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[電源]-[ON]を選択します。

    確認ダイアログが表示されます。

  2. <OK>ボタンをクリックします。

    L-Serverが起動されます。

構成定義だけ作成済み(defined)のL-Serverでは、サーバとディスクのリソースが割り当てられ、イメージの配付が行われたあと(クローニングイメージの指定がある場合)、起動されます。

サーバが解放された(preserved)L-Serverでは、サーバのリソースが割り当てられ、起動されます。

構成定義だけ作成済み(defined)、サーバが解放された(preserved)、およびリソース割当て済み(allocated)状態については、「11.8 L-Serverへのリソースの割当てと解放」を参照してください。

コマンドでは、rcxadm lserver startを実行します。

rcxadm lserver startコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.1 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

  • リソース割当て済み(allocated)またはサーバが解放された(preserved)仮想L-Serverでは、以下の状況でもVMゲストに起動指示を出します。

    • VMゲストが配備されているVMホストのCPUまたはメモリリソースが枯渇し、移行先のVMホストが存在しない("運用位置"が"起動毎に変更"の場合)

    • VMゲストが配備されているVMホストのCPUまたはメモリリソースが枯渇している("運用位置"が"固定"の場合)

      VMホストでCPUまたはメモリリソースが確保できなかった場合、L-Serverの起動が異常終了します。その場合、出力されたメッセージを確認し、対処してください。

  • テナントを利用してリソースを隔離する場合、L-Serverの起動が制限される場合があります。

    詳細は、「第13章 リソースフォルダーとテナントの操作」を参照してください。

【VMware】

  • L-Serverを起動したとき、オーバーヘッドメモリの確保に失敗し、起動に失敗する場合があります。

    その場合、出力されたメッセージを確認し、対処してください。