以下の手順で、クローニングイメージを採取します。
インフラ管理者用L-Serverの作成
インフラ管理者用L-Serverとは、システム全体で共通に利用できるクローニングイメージを採取するためのL-Serverです。
「8.5 L-Serverテンプレートの作成」で作成したL-Serverテンプレートを利用してインフラ管理者用L-Serverを作成します。
RORコンソールの[リソース]タブでオーケストレーションツリーを選択します。
メインパネルの[テンプレート一覧]タブでL-Serverテンプレートを選択します。
<作成>ボタンをクリックします。
このときイメージは"指定なし"を選択してください。
[L-Serverの作成]ダイアログの[基本情報]タブで必要な項目を設定します。
OSがインストールされていないL-Serverが作成できます。
L-Serverテンプレートを利用したインフラ管理者用L-Server作成の詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「10.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。
OSの手動インストール
手順1.で作成したインフラ管理者用L-ServerにOSをインストールします。
OSインストール後のL-Serverからクローニングイメージを採取
以下の手順で、OSインストール後のL-Serverからクローニングイメージを採取します。
RORコンソールの[リソース]タブのオーケストレーションツリーで、手順1.で作成したL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[クローニング]-[採取]を選択します。
[クローニングイメージの採取]ダイアログが表示されます。
必要な項目を設定します。
クローニングイメージは、指定したイメージプールに格納されます。
クローニングイメージの採取については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「11.5.1 採取・登録」を参照してください。
注意
仮想L-Serverのクローニングイメージの採取は、本製品がSysprepを利用して実行しています。
イメージのOSがWindows Server 2008など、アクティベーションの方式にMAKライセンス認証を使用している場合、Sysprepの実行回数は3回までに制限されます。
クローニングイメージを配付したL-Serverからのクローニングイメージの採取は、4回以上行えません。
クローニングイメージの採取は、クローニングイメージ採取専用のL-Serverを作成して採取してください。
クローニングイメージ採取の運用方法
クローニングイメージ採取の運用は、以下の方法で行います。
図8.3 運用サーバを変更しない場合(1)
図8.4 運用サーバを変更しない場合(2)
【VMware】
クローニングイメージを利用して作成したL-Serverからクローニングイメージを採取する場合、以下に注意してください。
作成したあとで一度も起動していないL-Serverは、サーバ固有情報が設定されていないため、そのL-Serverから採取したクローニングイメージを利用するとL-Serverの作成に失敗することがあります。クローニングイメージを採取する場合、対象のL-Serverを必ず一度起動し、サーバ固有情報をL-Serverに設定してください。