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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 導入ガイド

8.6.2 仮想L-Serverからクローニングイメージを採取する場合

以下の手順で、クローニングイメージを採取します。

  1. インフラ管理者用L-Serverの作成

    インフラ管理者用L-Serverとは、システム全体で共通に利用できるクローニングイメージを採取するためのL-Serverです。

    8.5 L-Serverテンプレートの作成」で作成したL-Serverテンプレートを利用してインフラ管理者用L-Serverを作成します。

    1. RORコンソールの[リソース]タブでオーケストレーションツリーを選択します。

    2. メインパネルの[テンプレート一覧]タブでL-Serverテンプレートを選択します。

    3. <作成>ボタンをクリックします。

      このときイメージは"指定なし"を選択してください。

    4. [L-Serverの作成]ダイアログの[基本情報]タブで必要な項目を設定します。

      OSがインストールされていないL-Serverが作成できます。

    L-Serverテンプレートを利用したインフラ管理者用L-Server作成の詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「10.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。

  2. OSの手動インストール

    手順1.で作成したインフラ管理者用L-ServerにOSをインストールします。

  3. OSインストール後のL-Serverからクローニングイメージを採取

    以下の手順で、OSインストール後のL-Serverからクローニングイメージを採取します。

    1. RORコンソールの[リソース]タブのオーケストレーションツリーで、手順1.で作成したL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[クローニング]-[採取]を選択します。

      [クローニングイメージの採取]ダイアログが表示されます。

    2. 必要な項目を設定します。

      クローニングイメージは、指定したイメージプールに格納されます。

      クローニングイメージの採取については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「11.5.1 採取・登録」を参照してください。

注意

仮想L-Serverのクローニングイメージの採取は、本製品がSysprepを利用して実行しています。

イメージのOSがWindows Server 2008など、アクティベーションの方式にMAKライセンス認証を使用している場合、Sysprepの実行回数は3回までに制限されます。

クローニングイメージを配付したL-Serverからのクローニングイメージの採取は、4回以上行えません。

クローニングイメージの採取は、クローニングイメージ採取専用のL-Serverを作成して採取してください。

クローニングイメージ採取の運用方法
クローニングイメージ採取の運用は、以下の方法で行います。

図8.3 運用サーバを変更しない場合(1)

図8.4 運用サーバを変更しない場合(2)

【VMware】
クローニングイメージを利用して作成したL-Serverからクローニングイメージを採取する場合、以下に注意してください。

  • 作成したあとで一度も起動していないL-Serverは、サーバ固有情報が設定されていないため、そのL-Serverから採取したクローニングイメージを利用するとL-Serverの作成に失敗することがあります。クローニングイメージを採取する場合、対象のL-Serverを必ず一度起動し、サーバ固有情報をL-Serverに設定してください。