ここでは、システム全体で共通に利用できるクローニングイメージを採取し、登録する方法について説明します。
L-Serverから採取する場合
以下の手順で、クローニングイメージを採取します。
インフラ管理者用L-Serverの作成
インフラ管理者用L-Serverとは、システム全体で共通に利用できるクローニングイメージを採取するためのL-Serverです。
「8.5 L-Serverテンプレートの作成」で作成したL-Serverテンプレートを利用してインフラ管理者用L-Serverを作成します。
RORコンソールの[リソース]タブでオーケストレーションツリーを選択します。
メインパネルの[テンプレート一覧]タブでL-Serverテンプレートを選択して、<作成>ボタンをクリックします。
このときイメージは"指定なし"を選択してください。
[L-Serverの作成]ダイアログの[基本情報]タブで必要な項目を設定します。
OSがインストールされていないL-Serverが作成できます。
L-Serverテンプレートを利用したインフラ管理者用L-Server作成の詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「10.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。
OSの手動インストール
手順1.で作成したインフラ管理者用L-ServerにOSをインストールします。
物理L-Serverの場合、OSインストール後にエージェントをインストールします。
OSインストール後のL-Serverからクローニングイメージを採取
OSインストール後のL-Serverからクローニングイメージを採取します。
RORコンソールの[リソース]タブのオーケストレーションツリーで、手順1.で作成したL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで、[クローニング]-[採取]を選択します。
[クローニングイメージの採取]ダイアログが表示されます。
必要な項目を設定します。
クローニングイメージは、指定したイメージプールに格納されます。
クローニングイメージの採取の詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「11.5.1 採取・登録」を参照してください。
物理サーバで事前に作成済みのクローニングイメージをイメージプールに登録する場合
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.7.2 物理イメージリソース」を参照してください。
VM管理製品で事前に作成済みのイメージ(テンプレート)をイメージプールに登録する場合
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.7.1 仮想イメージリソース」を参照してください。
ポイント
以下の場合、Sysprepは実行され累積回数に含まれます。
VMwareでテンプレートを使用したゲストOSのカスタマイズ
SCVMMでテンプレートを作成
「8.6.2 仮想L-Serverからクローニングイメージを採取する場合」の「注意 クローニングイメージ採取の運用方法」を参照して運用を行ってください。