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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.2 運用ガイド
ETERNUS

8.2.7 運用の停止

Exchange Serverデータベースのバックアップ運用を停止する場合は、以下の手順で行います。

8.2.7.1 シャドウコピーの削除

シャドウコピーの削除はExchangeサーバ上で「12.5.6 swsrpshadowadm_exchange(Exchange VSSシャドウコピー管理コマンド)」を実行することにより行います。

[実行例]

本コマンドを実行すると、以下の処理が行われます。

  1. バックアップサーバに存在するシャドウコピーが削除されます。

  2. バックアップサーバのライタメタデータドキュメントとバックアップコンポーネントドキュメントが削除されます。

注意

  • シャドウコピーを削除しても、OPC/QuickOPCの物理コピーおよびトラッキング処理は停止されません。

  • ディスク上のすべてのシャドウコピーを削除した場合、そのディスクはオフライン状態になることがあります。AdvancedCopy Managerではオフライン状態のディスクをコピーできないため、引き続きシャドウコピーを削除したディスクをバックアップディスクとして使用する場合は、ディスクをオンラインにしてください。Windows Server 2008以降のディスクのオンライン/オフラインは「1.7.4 ディスクのオンライン/オフラインに関する注意事項」を参照してください。

8.2.7.2 トラッキング処理の停止(差分スナップショット型バックアップの場合だけ)

差分スナップショット型バックアップを行う場合は、あらかじめトラッキング処理を停止する必要があります。

トラッキング処理の停止はExchangeサーバ上で「12.5.6 swsrpshadowadm_exchange(Exchange VSSシャドウコピー管理コマンド)」を実行することにより行います。

[実行例]

なお、トラッキング処理の停止はコピー停止コマンド(stxvcopy <source-disk> stop)を使って行うこともできます。

8.2.7.3 リストアコピーの停止

リストアコピー処理の停止はExchangeサーバ上で「12.4.2.4 swsrpcancel(複製解除コマンド)」により行います。

[実行例]

本コマンドを実行すると、実行中のリストアコピー処理が停止されます。

リストアコピー処理の停止後、業務ボリュームを正常なファイルシステムとして使用することは一般にはできないため、業務ボリュームを再び使用するためには再フォーマットを行う必要があります。