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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.2 運用ガイド
ETERNUS

4.4.6 デバイスの運用種別設定

バックアップしたいSymfowareのデータベーススペースを構築したパーティションを業務ボリューム、バックアップ先となるボリュームをバックアップボリュームとして定義します。

業務ボリュームの設定

バックアップしたいSymfowareのデータベーススペースを構築したパーティションを、「12.2.1.3 swstdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)」で業務ボリュームとして定義します。

ロググループの場合、ロググループに含まれるすべてのデータベーススペースが配置されているそれぞれのパーティションを、業務ボリュームとして登録する必要があります。1つでも登録から漏れると、AdvancedCopy Managerは登録から漏れたデータベーススペースをバックアップできず、データベースのリカバリー時に表間のリレーションの整合性が保てなくなります。

Symfowareのデータベーススペースが設定されていないデバイスは、Symfoware用の業務ボリュームとして設定できません。

注意

  • Symfoware用の業務ボリュームに割り当てられたRDBシステム名やデータベーススペース名、ロググループ名などを変更した場合は、以下の手順で業務ボリュームとして再登録してください。

    1. 登録済みの業務ボリュームのすべてのバックアップ履歴情報を、履歴情報削除コマンドで削除します。

    2. 登録済みの業務ボリュームのすべてのバックアップポリシーを削除します。

    3. デバイス情報設定コマンドで、業務ボリュームとしての登録を削除します。

    4. 再度、「4.4.4 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を行います。

    5. デバイス情報設定コマンドで、業務ボリュームとして再登録します。

  • ロググループに含まれる業務ボリュームを登録から削除する場合は、その業務ボリュームのバックアップポリシーおよびバックアップ履歴情報をすべて削除してから、実施してください。

  • SDXオブジェクト上に配置されたSymfowareデータベーススペースはサポートしていません。

バックアップボリュームの設定

12.2.1.3 swstdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)」で、バックアップ先とするバックアップボリュームを設定してください。バックアップボリュームを登録済みの場合、この作業は不要です。

バックアップ管理が必要とするバックアップボリュームの本数は、「4.2.5 バックアップボリュームの準備」を参照してください。

注意

  • バックアップボリュームとして登録したパーティションの構成などを変更する場合は、構成を変更する前にバックアップボリュームの登録から削除し、構成変更後に再度「4.4.4 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を行ってから、「12.2.1.3 swstdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)」で登録する必要があります。

  • バックアップボリュームは、業務ボリュームと同じサイズである必要があります。

  • ドライブ文字またはマウントポイントの割り当てられているデバイスは、バックアップボリュームに設定できません。