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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

15.4.4 TeamWARE Officeデータベースとiniファイルのリストア

TeamWARE Officeデータベースとiniファイルをリストアする手順を以下の図に示します。

図15.12 TeamWARE Officeのデータベースをリストアする場合

説明
  1. TeamWARE Officeの自動起動が設定されている場合は、自動起動を解除します。
    自動起動を解除する方法については、"4.3.2 自動起動の解除"を参照してください。

  2. サイト内のすべてのTeamWARE Officeサーバを停止します。

  3. TeamWARE Officeのdatabaseディレクトリ配下をすべて削除します(databaseディレクトリ自身は削除しないでください)。
    削除が完了したらdatabase配下を参照していたユーティリティは、database配下への参照をすべて終了してください。
    ※コマンドプロンプトやエクスプローラなどがdatabase配下を参照したままですと正常にリストアが行われません。

  4. OSのバックアップコマンドで採取したフルバックアップをレベル0バックアップとして使用する場合、対応するリストアコマンドでリストアします。OSのバックアップコマンドを実行する場合、TeamWARE Officeのシステム管理者のユーザ名でログインして実行してください。
    xcopyコマンドを使用して他のドライブにバックアップした場合は、次のように入力します。

    C:\>xcopy f:\twobackup c:\teamware\server /E /H /I /K /Q /V

  5. 差分バックアップユーティリティの[torest]コマンドの-tオプションを使用して、差分バックアップユーティリティの最新の媒体からインストールディレクトリにバックアップ情報をコピーします。
    詳細については、"15.7.2 リストアユーティリティの操作"の"バックアップ情報のリストア"を参照してください。

  6. 差分バックアップ/リストアユーティリティのリストア機能を使用して、すべてのサーバでリストアします。
    差分バックアップユーティリティでレベル0バックアップを採取している場合はレベル0から、システムのバックアップコマンドで採取したフルバックアップをレベル0として使用する場合はレベル1またはレベル2からリストアを行います。
    詳細については、"15.7.2 リストアユーティリティの操作"を参照してください。

  7. [torstweb]コマンドを使用してWeb固有のデータ(Webサービス用の「メールの署名」データ、「個人メモ」データ、「共有ブックマーク」データ)をリストアします。詳細については、"15.7.2 リストアユーティリティの操作"を参照してください。

  8. リストアが完了したら、以下の各コマンドを入力して、データベースを修復します。複数のサービスをインストールしている場合は、すべてのサービスごとに以下のコマンドを入力します。

    to recover サービス名
    to check サービス名

  9. "15.4.6 エンタープライズディレクトリのリカバリ"の手順にしたがって、エンタープライズディレクトリをリカバリします。

  10. 1.の操作でTeamWARE Officeの自動起動を解除した場合は、自動起動を有効にします。
    自動起動を設定する方法については、"4.3.1 自動起動の設定"を参照してください。

注意

オリジナルフォーラム、またはレプリカフォーラムが存在するサイトをリストアした場合、TeamWARE Officeシステム管理者は、以下の注意を関係するサイトのForumマネージャに広報する必要があります。
Forumマネージャは、以下のフォーラムに対して、必ず[フォーラム]メニューの[購読]コマンドの[回復]サブコマンドを実行する必要があります。

  • リストアされたサイトへレプリケーションしているフォーラム

  • リストアされたサイトからレプリケーションされているフォーラム

    さらに、[回復]サブコマンド実行するときには、以下の注意が必要です。

  • バックアップからリストアした結果、過去に消したオリジナルフォーラムが復活した場合、回復コマンドを実行してもそのフォーラムは削除されません。そのため、手動で削除する必要があります。

  • バックアップからリストアした結果、今まで存在したオリジナルフォーラムがなくなった場合、回復コマンドを実行するとそれに対応したレプリカフォーラムも削除されてしまいます。この影響も考慮した上で、回復コマンドを実行してください。

  • バックアップからリストアした結果、オリジナルまたはレプリカフォーラムから、そのサイトで作成したトピックメッセージがなくなってしまう場合、復旧はしますが、復旧された討論には以下の制限があります。

    • 討論の状態を変更できません。

    • 討論中のメッセージにアウトラインマークを付けられません。

    • 討論の保存期間を設定できません。

    • フォーラムまたはディスカッションに期限切れが設定されていても、討論が期限切れになりません。必要に応じて手動で削除してください。