「logget.exe」ツールは、CS、DS、またはCTのログ情報を収集するツールです。
ツールの格納場所
「logget.exe」ツールの格納場所は、以下のとおりです。
CS、DS、CTの以下のフォルダ
DTPインストールディレクトリ\FJSVsbtrsc\bin\logget.exe |
ログ採取対象PCについて
エラー発生時に必要になるログ情報は、CS、DS、CTの接続状況によって複数PCからの採取が必要になります。
CSでエラーが発生した場合
エラーが発生したCSのログを採取してください。
DSでエラーが発生した場合
エラーが発生したDSおよびCSのログを採取してください。エラーが発生したDSとCSの間に、複数のDSが介在している場合は、それらすべてのDSのログも採取してください。
CTでエラーが発生した場合
エラーが発生したCTおよびCSのログを採取してください。エラーが発生したCTとCSの間に、複数のDSが介在している場合は、それらすべてのDSのログも採取してください。
「logget.exe」ツールの使い方
DOSプロンプトからコマンドを入力して実行します。
またはエクスプローラからアイコンをダブルクリックして実行します。
→ログの格納先を指定するウィンドウが表示されます。
ログの保存先のパスおよび採取するログをチェックします。
通常は、「イベントログの採取」だけチェックしてください。(初期値はチェックされています。)
アプリケーションエラーが発生した場合は、「ワトソンログの採取」および「クラッシュダンプの採取」もチェックします。
注意
ログのサイズが大きい場合があるので、ログの格納先のディスク容量が十分確保されていることを確認してください。
[OK]ボタンをクリックします。
→ログ情報の収集が開始されます。
「ログ情報を以下のファイルに出力しました。」のメッセージが表示されると、保存先に、「コンピュータ名_日付と時間.zip」という名前のZIP形式の圧縮ファイル(ログファイル)が作成されます。
参照
「CTの現在の状態」の[表示する]ボタンをクリックするとWebブラウザが起動し、CTの現在の状態が表示されます。CTの状態表示内容の詳細については、“1.31 logcheck.exe(CT動作状況チェックコマンド)”を参照してください。
「logget.exe」ツール使用時の注意事項
採取情報の出力先にはローカルディスク上のフォルダを指定してください。
「logget.exe」ツールを実行する場合は、Administratorの権限をもつユーザーで実行してください。
発生するエラーによって以下のように手順が異なります。
アプリケーションエラーが発生した場合
アプリケーションエラーが発生したときにログオンしていたユーザーでログ採取ツールを実行します。
→ワトソンログおよびクラッシュダンプの採取を行います。
Administratorの権限をもつユーザーで再度ログ採取ツールを実行します。
→イベントログの採取を行います。
アプリケーションエラー以外のエラー、動作異常が発生した場合
Administratorの権限をもつユーザーでログ採取ツールを実行し、イベントログの採取を行います。
サービス提供者がCS上で実行する場合のみ、テナント指定によりテナント単位での実行が可能です。本オプションは、マルチテナント版でのみ指定できます。テナント指定で実行する場合は、/xオプションにテナント識別子を指定して行います。指定方法は以下のとおりです。
【指定例】
logget.exe /x TENANT001
※テナント識別子の前に半角ブランクが必要です。