ファイル名
DTKCTEntry.csv
使用用途
本ファイルは、以下のクライアント(CT)の管理サーバ登録時に、自動でクライアント(CT)をCTグループに割り当てる場合に使用します。
CTインストール後にクライアント(CT)と管理サーバが通信したとき
保守コマンド(FSW11EJ7.EXE /R)を実行したとき
本ファイルが格納場所に存在する場合、設定内容にしたがって、クライアント(CT)の割り当てが行われます。したがって、CTグループへの割り当てが完了した後は、本ファイルを削除するか、格納場所以外の場所へ移動してください。
本ファイルの使用方法は、“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編”の“CT登録時自動振り分けファイルを作成する”を参照してください。
格納場所
Windows Server® 2008、Windows Server® 2012以外の場合
[OSインストールドライブ]¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥Fujitsu¥Systemwalker Desktop Keeper
管理サーバのインストール時に、上記格納場所にサンプルファイル(DTKCTEntry_sample.txt)が作成されます。
Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合
[OSインストールドライブ]\ProgramData\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper
ファイル形式
入力するファイルの項目名と説明は、以下のとおりです。
ファイルはCSV形式です。
先頭文字が「#」の場合は、コメント行と判断します。
文字列の項目は、"(ダブルクォーテーション)で囲みます。数値の項目は、"(ダブルクォーテーション)で囲みません。
項目間は、,(カンマ)で区切ります。
ファイル形式に違反した行は無視され、サーバサービスのトレースファイル(fsw21sj0.log)にエラーが表示されます。
No. | 項目名 | 説明 |
1 | CTグループフルパス |
【例】
|
2 | 一致条件で使用する項目 | クライアント(CT)情報のうち、どの項目を振り分け条件に使用するか、指定します。
|
3 | 一致条件の値 | [一致条件で使用する項目]の値を指定します。 本項目に指定する値の制限について、説明します。
|
空行は無視されます。
1つのCTグループに対して複数の条件を設定できます(1行1条件として複数行指定できます)。この場合、最初に一致した条件のCTグループに割り当てられます。
同じ条件が設定されたCTグループが複数ある場合は、最初に一致したグループに配置されます。
スマートデバイス(エージェント)は、本ファイルを使用して自動でCTグループに割り当てることはできません。管理コンソールを使い、手動でCTグループへの割り当てをしてください。
以下の理由により、クライアント(CT)をCTグループに振り分けることができなかった場合は、ルートに配置されます。管理者は、手動で目的のCTグループに振り分けてください。
CT登録時自動振り分けファイルが指定のフォルダに存在しない
CT登録時自動振り分けファイル名が誤っている
登録要求のあったクライアント(CT)について、CT登録時自動振り分けファイルに一致する条件がない
CT登録時自動振り分けファイルに一致する条件はあるが、振り分け先のCTグループが存在しない
CT登録時自動振り分けファイルに、他の管理サーバのCTグループが記述されていた
注1)V14.3.0より前のクライアント(CT)に対しては、IPv6アドレスを指定しないでください。リンクローカルアドレスは入力しないでください。リンクローカルアドレスを指定した場合の動作は保障していません。
使用例
# CT登録時のCTグループ振り分けを行う「CT登録時自動振り分けファイル」 "ルート\営業部","COMPUTERNAME","FJCS-*" "ルート\営業部","ORGANIZATION","営業部第*課" "ルート","IPADDRESS","192.168.0.*"