2.2 データベース構築時のトラブル

1. DB作成スクリプト(DTKCreateDB.sql)を実行したところエラーが発生しました。

エラーメッセージ

「SQL Serverが存在しないかアクセスが拒否されました」

    ※SQL Serverのエラーメッセージです。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10	BE V12.0L20	BE V13.0.0	BE V13.2.0		BE V13.3.0	V14.0.0/V14.0.1
	SE V12.0L20	SE V13.0.0	SE V13.2.0	SE V13.2.1	SE V13.3.0	V14.1.0
V14.2.0	V14.3.0

◆ 原因

何らかの原因でSQL Serverにアクセスできない場合に出力されます。

【確認ポイント】

下記のコマンドを実行し、結果として「SQL Serverが存在しないかアクセスが拒否されました」のエラーメッセージが表示されるかどうか、確認してください。

    osql -U sa -P pass -S サーバ名\インスタンス名

    オプションスイッチ(-U、-P、-S)は、大文字で指定してください。

【対処方法】

osqlコマンドを実行した結果、エラーが発生する場合は、Systemwalker Desktop Keeperが原因ではありません。Microsoft社へ、SQL Serverについて問い合わせてください。

2. makeuserコマンドを入力した場合、「デフォルト管理ユーザーが登録されていません」というメッセージが出て、ユーザーを追加できません。

エラーメッセージ

「デフォルト管理ユーザーが登録されていません」

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10	BE V12.0L20	BE V13.0.0	BE V13.2.0		BE V13.3.0	V14.0.0/V14.0.1
	SE V12.0L20	SE V13.0.0	SE V13.2.0	SE V13.2.1	SE V13.3.0	V14.1.0
V14.2.0	V14.3.0

◆ 原因

Systemwalker Desktop Keeperで使用するSQL Serverのインストール方法に誤りがある可能性があります。

【対処方法】

SQL Serverインストール時のパラメーターにおいて、[既定インストール]を設定してインストールしてください。

カスタムインストールする場合、[照合順序]の設定では、初期値（照合順序指定子：[Japanese]、並び替え順：[アクセントを区別する]）を変更しないでください。

3. データベース構築中、95%の処理でエラーとなりました。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10	BE V12.0L20	BE V13.0.0	BE V13.2.0		BE V13.3.0	V14.0.0/V14.0.1
	SE V12.0L20	SE V13.0.0	SE V13.2.0	SE V13.2.1	SE V13.3.0	V14.1.0
V14.2.0	V14.3.0

◆ 原因

使用しているデータベースのDSI自動拡張の設定処理で、設定可能な最大値を超えた場合にエラーが発生します。

具体的な発生条件は以下のとおりです。

[発生条件]

データベース構築時のログ件数の指定で、ファイル操作ログ件数(注1)、または、ファイル操作以外のログ件数(注2)が6200万件以上となる指定を行った場合。

注1) “ファイル操作ログ件数”の計算方法：クライアント(CT)台数×ファイル操作ログ件数×保存月数×31

注2) “ファイル操作以外のログ件数”の計算方法：クライアント(CT)台数×ファイル操作以外のログ件数×保存月数×31

【対処方法】

緊急修正T000302WP-01以降を適用してください。

4. データベースの構築に失敗します。

対象となるバージョン/エディション

BE V12.0L10	BE V12.0L20	BE V13.0.0	BE V13.2.0		BE V13.3.0	V14.0.0/V14.0.1
	SE V12.0L20	SE V13.0.0	SE V13.2.0	SE V13.2.1	SE V13.3.0	V14.1.0
V14.2.0	V14.3.0

◆ 原因

Windowsへログオンしているユーザー名が以下の条件を満たしていないため、エラーになっている可能性があります。

【対処方法】

以下の条件を満たすユーザーでログオンしなおして、再度実行してください。