処理が終了してから、一定期間を過ぎた伝票は削除する必要があります。伝票はデータベースに保存されるため、回覧が終了した伝票を削除しないと、データペースを圧迫する可能性があります。
ポイント
伝票を削除する前に、伝票の情報をバックアップしておくことをお勧めします。詳細は、"4.5 バックアップ/リストア"を参照してください。
機能概要
最終承認者が承認してから、一定期間を過ぎた処理済の伝票、添付ファイル、および履歴を削除します。
伝票を保持する期間(日数)は、伝票ごとに、伝票定義メインマスタの「完了伝票保持日数」で定義されています。「完了伝票保持日数」は、伝票定義管理機能を使用して参照、または変更することができます。詳細は、"2.9.1 伝票定義の編集"を参照してください。伝票定義メインマスタの詳細は、"5.5.1 伝票定義メインマスタ"を参照してください。
ポイント
「完了伝票保持日数」は、最終承認者が承認すると、その伝票に対して適用されます。
伝票を保持する期間は、最終承認者が承認した日から「完了伝票保持日数」が経過する日までです。その期間を過ぎた伝票は削除対象となります。
変更後の「完了伝票保持日数」に設定した値は、変更後に最終承認者が承認した伝票に対して適用されます。変更前の伝票に対しては、変更前の数値が適用されます。
削除コマンドを実行すると、その時点で削除対象となっている伝票が削除されます。なお、以下の伝票は処理が完了していないため、削除されません。
保存中の伝票
回送中の伝票
保留された伝票
否決された伝票
取戻した伝票
伝票の状態は、管理者機能の伝票検索で確認することができます。伝票検索の詳細は、"2.2 伝票検索"を参照してください。
注意
処理済の伝票をシステムに大量に残しておくことは、性能劣化の原因になります。cronなどのコマンドスケジューラを使用して、定期的に削除してください。
伝票の削除は、運用時間外に行ってください。また、他の利用者が伝票を操作していないことを確認してから削除してください。
手順概要
一定期間を過ぎた伝票を削除する場合の手順を、以下に示します。
プロセス管理サーバ上で、以下のコマンドを実行します。
swpm_deleteslip |
ログ出力
伝票を削除した場合、アプリケーション環境設定ファイル(myoconfig.ini)で指定したファイルに削除した伝票情報が実行ログとして出力されます。削除したすべての伝票について記録を残します。ログの出力についての設定は変更できません。
内容の詳細は、"4.1.7 伝票削除ログ"を参照してください。また、アプリケーション環境設定ファイルの詳細は、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"アプリケーション環境設定ファイル"を参照してください。