Linuxへのインストール方法について説明します。
注意
SELinux機能が有効に設定されている場合【Linux版】
SELinux(Security-Enhanced Linux)機能が有効に設定されているLinux環境には、本製品をインストールすることができません。本製品をインストールするには、SELinux機能を無効に設定してから、本製品をインストールしてください。SELinux機能を無効に設定する方法は、Linuxのオンラインマニュアル等を参照してください。
Systemwalker IT Change Managerのエージェントをインストールする前に、あらかじめDVD-ROMに同梱されているセキュア通信ライブラリ(SMEE)をインストールする必要があります。また、SMEEを動作させるためにSecurecryptoライブラリランタイムをインストールする必要があります。Securecryptoライブラリランタイムのインストールについては“Securecryptoライブラリランタイムのインストール”を参照してください。
SMEEインストール状況の確認
すでにSMEEがインストールされている場合、以下の手順でインストールされているSMEEのバージョンレベルを確認します。
“rpm -qi FJSVsmee”コマンドを実行します。
“VERSION:”を参照してください。
1で確認したバージョンレベルが、「4.0.5」よりも古い場合、またはSMEEがインストールされていない場合は、以下のDVD-ROMをDVD-ROM装置にセットし、SMEEをインストールします。
Standard Editionの場合
[Red Hat Enterprise Linux 5の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 1/3"
[Red Hat Enterprise Linux 6の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 2/3"
Enterprise Editionの場合
[Red Hat Enterprise Linux 5の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 1/3"
[Red Hat Enterprise Linux 6の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 2/3"
注意
以下の場合は、SMEEをインストールしないでください。すでにSMEEを使用している製品が、正常に動作できなくなる場合があります。
同じバージョンのSMEEがインストールされている場合
新しいバージョンのSMEEがインストールされている場合
x86(32bit)版の場合
[DVD-ROM]-[Agent]-[utilities]-[SMEE]-[x86]にある「FJSV_Smee-4.0.5-01.i686.rpm」をインストールします。
Intel64(64bit)版の場合
[DVD-ROM]-[Agent]-[utilities]-[SMEE]-[x64]にある「FJSV_Smee64-4.0.6-01.x86_64.rpm」をインストールします。
以下のコマンドを実行します。
【例】x86 (32bit)の場合
# rpm -ivh FJSV_Smee-4.0.5-01.i686.rpm |
2のコマンドを実行すると、インストーラが自動実行され、以下の結果が表示されてインストールが完了します。
1:FJSVsmee ########################################### [100%] |
本小項では、Securecryptoライブラリランタイムのインストール方法について説明します。
Securecryptoライブラリランタイムインストール状況の確認
すでにSecurecryptoライブラリランタイムがインストールされている場合、以下の手順でインストールされているSecurecryptoライブラリランタイムのバージョンレベルを確認します。
“rpm -qi FJSVsclr”コマンドを実行します。
“VERSION:”を参照してください。
1で確認したバージョンレベルが「2.0.4」よりも古い場合、またはSecurecryptoライブラリランタイムがインストールされていない場合は、以下のDVD-ROMをDVD-ROM装置にセットし、Securecryptoライブラリランタイムをインストールします。
Standard Editionの場合
[Red Hat Enterprise Linux 5の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 1/3"
[Red Hat Enterprise Linux 6の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 2/3"
Enterprise Editionの場合
[Red Hat Enterprise Linux 5の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 1/3"
[Red Hat Enterprise Linux 6の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 2/3"
注意
以下の場合は、Securecryptoライブラリランタイムをインストールしないでください。すでにSecurecryptoライブラリランタイムを使用している製品が、正常に動作できなくなる場合があります。
同じバージョンのSecurecryptoライブラリランタイムがインストールされている場合
新しいバージョンのSecurecryptoライブラリランタイムがインストールされている場合
x86(32bit)版の場合
[DVD-ROM]-[Agent]-[utilities]-[SCLR]-[x86]にある「FJSVsclr-2.0.4-01.i686.rpm」をインストールします。
Intel64(32bit)版の場合
[DVD-ROM]-[Agent]-[utilities]-[SCLR]-[x64]にある「FJSVsclr64-2.0.5-01.x86_64.rpm」をインストールします。
以下のコマンドを実行します。
【例】x86 (32bit)の場合
# rpm -ivh FJSVsclr-2.0.4-01.i686.rpm |
2のコマンドを実行すると、インストーラが自動実行され、以下の結果が表示されてインストールが完了します。
1:FJSVsclr ########################################### [100%] |
本小項では、エージェントのインストール方法について説明します。
以下のDVD-ROMをDVD-ROM装置にセットします。
Standard Editionの場合
[Red Hat Enterprise Linux 5の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 1/3"
[Red Hat Enterprise Linux 6の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 2/3"
Enterprise Editionの場合
[Red Hat Enterprise Linux 5の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 1/3"
[Red Hat Enterprise Linux 6の場合]
"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.1.0) Disc No. 2/3"
以下のコマンドを実行します。
[x86 (32bit)の場合]
# DVD-ROMのマウントポイント/swpm_agentinstall_x86 |
[Intel64 (64bit)の場合]
# DVD-ROMのマウントポイント/swpm_agentinstall_x64 |
インストール先ディレクトリを指定します。
処理を続行する場合は“y”を、インストールを中止する場合は“n”を入力します。
################################################################# # # # Systemwalker IT Change Manager インストーラ # # V14.1.0 # # # # Copyright FUJITSU LIMITED 2009-2011 # # # ################################################################# [ インストール先ディレクトリの指定 ] プログラムの配置先 (変更不可) : /opt 設定ファイルの配置先 (変更不可) : /etc/opt 作業ファイルの配置先 (変更不可) : /var/opt 上記のディレクトリにインストールを行います。処理を続行しますか? [y,n] |
CMDBエージェント情報の指定をします。
設定を変更する場合は“y”を入力します。変更しない場合は、“n”またはリターンキーだけを入力します。
[ CMDBエージェント情報の指定 ] ホスト名(デフォルト) : itcma 上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q] |
エージェントが使用するホスト名を指定します。
ホスト名はエージェントのホスト名をデフォルト表示します。表示されたホスト名がマネージャからアクセスできない場合は、アクセスすることができるホスト名を設定してください。
注意
指定するエージェントのホスト名は、マネージャからアクセスできる必要があります。ファイアウォール機能等を使用している場合は、通信を許可するようにしてください。
[ CMDBエージェントのホスト名の指定 ] マネージャからアクセスできるホスト名を指定してください。 このコンピュータのホスト名 (省略: itcma) [q] liliy |
CMDBマネージャ情報の指定をします。
マネージャのホスト名を指定します。
[ CMDBマネージャのホスト名の指定 ] マネージャのホスト名を指定してください。 マネージャのホスト名 (省略不可) |
マネージャのポート番号を指定します。
ポート番号については、通常はデフォルト値を使用してください。
[ CMDBマネジャー情報のポート番号の指定 ] ポート番号(デフォルト) : 80 上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q] |
アプリケーション管理情報の指定をします。
アプリケーションリリース管理機能の使用時に必要な「ダウンロード先」ディレクトリおよび「一時作業用先」を指定します。通常はデフォルト値を使用してください。
[ アプリケーション管理情報の指定 ] ダウンロード先 : /opt/FJSVitcma/download 一時作業用先 : /opt/FJSVitcma/work 上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q] |
ダウンロード先を指定します。
初期値 | /opt/FJSVitcma/download |
作業用ディレクトリを指定します。
初期値 | /opt/FJSVitcma/work |
インストールを確認します。
[インストール処理続行の確認]の表示で入力内容の確認を行い、内容に誤りがなければ、“y”を入力してください。インストールが開始されます。インストール情報を再入力する場合は“n”を入力してください。
<< インストール処理続行の確認 >> [ インストール先ディレクトリ ] プログラムの配置先 : /opt 設定ファイルの配置先 : /etc/opt 作業ファイルの配置先 : /var/opt [ CMDBエージェント情報 ] ホスト名 : itcma [ CMDBマネージャ情報 ] ホスト名 : liliy ポート番号 : 80 [ アプリケーション管理情報 ] ダウンロード先 : /opt/FJSVitcma/download 一時作業用先 : /opt/FJSVitcma/work 上記の設定でインストールを開始してよろしいですか? [y,n,q] |
インストールを開始します。
インストールの準備が整うと以下のメッセージが表示され、インストールが開始されます。
'Systemwalker IT Change Manager エージェント'のインストールを開始します。 |
インストールを終了します。
インストールが完了すると、以下のメッセージが表示されます。
'Systemwalker IT Change Manager エージェント'をインストールしました。 続いて、本製品の環境構築を実施してください。 |