トラブルの状況は、 [Systemwalker Webコンソール]で確認できます。
[Systemwalker Webコンソール]で確認ができる項目について説明します。
監視画面
稼働状態の表示
監視するメッセージ
トラブルを監視するイメージ図
監視画面
[Systemwalker Webコンソール]画面について、イメージ図にあわせて説明します。
[ツリー選択]で選択した監視ツリーが[監視ツリー]、および[監視マップ]に表示されます。
ツリー選択は、以下の形式で切り替えて表示することができます。
[ノード一覧 | Systemwalker]ツリー
すべての管理対象機器を表示します。
[ノード管理 | Virtual Machine]ツリー
VMwareとHyper-Vのホストサーバとゲストサーバを表示します。
同一ホストサーバで起動するゲストサーバがフォルダでグルーピングされ、仮想環境の構成をわかりやすく把握することができます。
[ノード管理 | OS]ツリー
Windows Server OS、Linux OSのサーバを表示します。
これらのサーバは重要機器として稼働状態が監視され、トラブルを検出した際にはイベントが通知されます。
[監視ツリー]には、[ツリー選択]で選択したツリーが表示されます。
トラブルが発生した場合、トラブルが発生した監視対象サーバを含むフォルダと、その上位のフォルダすべてに、イベントの重要度を示すアイコンが表示されます。
[監視マップ]には、[ツリー]フレームで選択しているフォルダ配下のすべての監視対象サーバが表示されます。
トラブルが発生した場合、トラブルが発生した監視対象サーバの上に、イベントの重要度を示すアイコンが表示されます。
ノードのアイコンをダブルクリックすることで、[ノードプロパティ]が起動し、ノードの詳細情報の確認、監視抑止の操作をすることができます。
[監視イベント一覧]には、通知されたイベントの内容や重要度などが表示されます。
トラブルが発生した場合、[監視イベント一覧]に[未対処]のイベントとして表示されます。
番号列のリンクをクリックすることで、[監視イベント対処]画面が起動し、イベントの対処処理を実行することができます。
稼働状態の表示
機器の稼働状態が[監視マップ]で確認できます。
マップ表示時はノードアイコン枠の色で表示され、リスト表示時は[オブジェクト状態]列に状態が表示されます。
表示されるアイコンの説明を記載します。
マップ表示時の ノードアイコン枠の表示 | リスト表示時の [オブジェクト状態]の表示 | 監視対象機器の状態 |
---|---|---|
| 「動作中」 | 監視対象機器は稼働しています。 |
| 「未起動」 | 監視対象機器が起動していません。 |
| 「監視抑止中」 | 監視対象機器に監視抑止の設定がされています。 |
「-」 | 機器の検出直後、または監視の再開直後であり、該当機器の稼働状態の確認ができていません |
監視するメッセージ
サーバの動作異常を通知するメッセージ
サーバの異常を通知するSNMPトラップは、以下の文字列で始まるメッセージに変換して表示されます。
メッセージ発生元機器の稼働状況およびマニュアルを確認してください。
AP:MpCNappl: ERROR: 100: ネットワークで“ColdStart” が発生しました.
AP:MpCNappl: ERROR: 101: ネットワークで“WarmStart”が発生しました.
AP:MpCNappl: ERROR: 102: ネットワークで“LinkDown”が発生しました.
AP:MpCNappl: ERROR: 103: ネットワークで“LinkUp”が発生しました.
AP:MpCNappl: ERROR: 104: ネットワークで“AuthenticationFailure”が発生しました.
AP:MpCNappl: ERROR: 105: ネットワークで“EgpNeighborLoss”が発生しました.
AP:MpCNappl: ERROR: 106: SNMPトラップを通知しました.
サーバの稼働状態を通知するメッセージ
サーバの稼働状態が変化すると、以下の文字列で始まるメッセージが表示されます。
なお、「ノードが停止しました」のイベントはサーバの起動を確認すると自動的に対処済となります。
AP:MpCNappl: ERROR: 106: ノードが停止しました(ICMP/ポート応答なし).
サーバのノード情報が自動削除されたことを通知するメッセージ
サーバの起動が30日間確認できない場合、該当するノード情報が削除され、以下の文字列で始まるメッセージが表示されます。
AP:MpFwdetect: WARNING: 70000003: ノードが削除されました。(%1, %2)
ホスト名
IPアドレス
トラブル発生原因の確認
過去にどのようなトラブルが機器に発生したのか、メッセージ検索画面を使用して、調査することができます。
検索対象のノードが運用管理サーバの場合には、監視イベント一覧に表示されるメッセージに加えて、OS、およびアプリケーションがイベントログに出力したメッセージも検索結果に表示されます。
メッセージの検索は以下の手順で行います。
[メニュー]画面から[稼働状況の確認] をクリックします。
→[Systemwalker Web コンソール]が表示されます。
[監視マップ]で、監視を抑止する対象のサーバのアイコンをダブルクリックします。
[ノードプロパティ]の操作メニューから[メッセージの検索]を選択し、[操作]ボタンをクリックします。
[メッセージ検索(条件指定)]画面で検索内容を設定し、[実行]ボタンをクリックします。
[メッセージ検索結果]画面に表示された内容確認します。
検索結果の確認が完了したら[メッセージ検索結果]画面、および[ノードプロパティ]を閉じ、[Systemwalker Webコンソール] を表示します。
監視マップ、監視イベント一覧の表示情報の更新方法
[自動更新]ボタンをクリックして、自動更新機能を有効にすることにより、監視マップ、および監視イベント一覧に表示される情報が、最新状態に定期的に自動更新されます(更新間隔:1分)。
自動更新機能を有効にしている場合は、Systemwalker Webコンソールの他の操作はできません。
また、F5キーを押すことで、最新の状態に更新可能です。
監視イベント一覧に表示されていないイベントの確認方法
監視イベント一覧には最新の100件のイベントが表示されます。それより以前に発生したイベントについては、opmtrcsv(監視イベント履歴CSV出力コマンド)を使用して確認できます。
opmtrcsv(監視イベント履歴CSV出力コマンド)の詳細については、“opmtrcsv(監視イベント履歴CSV出力コマンド)”を参照願います。
監視イベント一覧に表示されるイベントの絞り込みについて
監視イベント一覧に大量のイベントが表示されている場合、絞り込み機能を使用して、監視イベント一覧に表示するイベントを絞り込むことができます。
重要度レベルで絞り込むには重要度ボタンを、状態で絞り込むには状態ボタンをクリックします。