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Systemwalker Service Quality Coordinator Web 利用状況管理編
Systemwalker

15.2.4 CSVファイル

dbprtコマンド実行後に作成されるCSVファイルについて説明します。

15.2.4.1 CSVファイルの形式

dbprtコマンド実行後に作成されるCSV(Comma Separated Value)ファイルの形式を説明します。

CSVファイルは、テキストファイルです。テキストの文字コードは、各プラットフォームによって異なります。

Windows版】

文字コード

シフトJIS

UNIX版】

文字コード

日本語EUC


ファイル中にはデータがカンマ「,」で区切られて出力されています。 ファイル内は、以下の行で構成されています。

タイトル行

データ行

データ行

    :

    :

データ行


各行の説明を以下に記述します。


各行

説明

タイトル行

1行目だけタイトル行として、各フィールドのフィールド名(項目名)が出力されます。各フィールドはカンマ(,)で区切られます。

データ行

2行目以降には、編集結果のデータ行が複数出力されます。1つのデータ行には、1時間単位に編集された1つのデータが出力されます。データの順番は、日付・時刻の昇順(古い順)です。

各フィールドはカンマ(,)で区切られ、先頭から日付フィールド、時刻フィールドと続き、以降はデータ種別に応じたフィールドが並びます。

日付フィールドの形式は、以下のとおりです。


時刻フィールドの形式は、以下のとおりです。


各データ種別ごとの形式

データ種別ごとのタイトル行やデータ行の詳細は、下表のとおりです。表中、1行目は文書の都合上2行にまたがって記述されている場合がありますが、実際の出力は1行になります。

データ種別

ファイル出力形式

session

(セッション情報)

タイトル行

(1行目)

date,hour,c-host,c-ip,authuser,r-host,r-ip,url,entry-request,exit-request,session,c-acsid

データ行

(2行目以降)

yyyy/mm/dd,h,"c-host","c-ip","authuser","r-host","r-ip","url",entry-request,exit-request,session,"c-acsid"

request

(リクエスト情報)

タイトル行

(1行目)

date,hour,c-host,c-ip,authuser,r-host,r-ip,url,s-traffic,e-traffic,e-request,c-hit,s-hit,r-hit,c-acsid

データ行

(2行目以降)

yyyy/mm/dd,h,"c-host","c-ip","authuser","r-host","r-ip","url",s-traffic,e-traffic,e-request,c-hit,s-hit,r-hit,"c-acsid"

備考:総リクエスト回数は、e-request、c-hit、s-hit、r-hitの合計で求めます。

error

(エラー情報)

タイトル行

(1行目)

date,hour,c-host,c-ip,authuser,r-host,r-ip,url,s-error-code,r-error-code,e-request,c-acsid

データ行

(2行目以降)

yyyy/mm/dd,h,"c-host","c-ip","authuser","r-host","r-ip","url","s-error-code","r-error-code",error-num,"c-acsid"

agent

(エージェント情報)

タイトル行

(1行目)

date,hour,c-host,c-ip,url,agent,session

データ行

(2行目以降)

yyyy/mm/dd,h,"c-host","c-ip","url","agent",session

link

(リンク元情報)

タイトル行

(1行目)

date,hour,l-host,l-ip,l-url,r-host,r-ip,r-url,url,session

データ行

(2行目以降)

yyyy/mm/dd,h,"l-host","l-ip","l-url","r-host","r-ip","r-url","url",session

response

(レスポンス情報)

タイトル行

(1行目)

date,hour,c-host,c-ip,url,avr-response,max-response,min-response

データ行

(2行目以降)

yyyy/mm/dd,h,"c-host","c-ip","url",avr-response,max-response,min-response


各データ種別の2行目以降のフィールドの説明


フィールド

意味

yyyy/mm/dd

日付フィールド

h

時刻フィールド

"agent"

エージェント名

"authuser"

認証ユーザ名。データがない場合には、"-"が出力されます。

"c-host"

クライアントホスト名。データがない場合には、"-"が出力されます。

"c-ip"

クライアントIPアドレス名。データがない場合には、"-"が出力されます。

"c-acsid"

Cookieに設定されたアクセスID

"url"

WebページのURL名

"l-host"

リンク元のホスト名

"l-ip"

リンク元のIPアドレス名

"l-url"

リンク元のURL名

"r-host"

リモートホスト名

"r-ip"

リモートIPアドレス名

"r-url"

リモートURL名

"s-error-code"

サーバで発生したエラーコード。データがない場合には、"-"が出力されます。

"r-error-code"

リモートサーバで発生したエラーコード。データがない場合には、"-"が出力されます。

session

セッション回数

c-hit

クライアントでヒットした回数

s-hit

サーバでヒットした回数

r-hit

リモートサーバでヒットした回数

entry-request

訪問開始時リクエスト回数

exit-request

訪問終了時リクエスト回数

s-traffic

成功リクエストのトラフィック量

e-request

失敗リクエストの回数

e-traffic

失敗リクエストのトラフィック量

error-num

エラー発生回数

avr-response

平均レスポンス時間(単位は、ミリ秒)

max-response

最大レスポンス時間(単位は、ミリ秒)

min-response

最小レスポンス時間(単位は、ミリ秒)


15.2.4.2 容量見積り

以下の条件の場合で容量概算例を示します。これを参考にCSV出力する各データ種別や期間などを当てはめて容量見積りを行ってください。


条件

データ種別

訪問情報

1行あたりのサイズ

約150バイト

(クライアント名やURL名の長さによって増減します。)

アクセス回数

約1万件/日


1日分の最大サイズ概算

約150バイト× 約1万件 = 約1.5メガバイト(/1日分)

実際には、同じ1時間内に同一訪問者(クライアント)が同一URLに複数回アクセスすることも多くあると考えられます。この場合、そのデータは1行にまとめられるので、総アクセス回数が同じであれば実際には上記サイズより小さくなります。