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Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド
Systemwalker

12.1.2 一般的な手順

ここではシミュレーションのシナリオの設定と、プロセスの実行をローカルでシミュレートする操作について説明します。

  1. プロセスをシミュレートする前に、実行するためのプロセス定義を作成する必要があります。プロセス定義中の以下の種類のノードに、シミュレーション実行時に使用するプロパティを指定できます。

    • Activityノード

    • Voting Activityノード

    • Conditionalノード

    • Complex Conditionalノード

    注意

    SubprocessノードとChained-Processノードにはシミュレーションプロパティを設定できません。

    たとえば、複数の矢印の起点となるノードがある場合、矢印が選択される確率や、アクティビティの作業に必要なリソースの詳細情報を指定できます。 詳細については、“12.2.4 ノードのシミュレーションプロパティ定義”の項を参照してください。

    注意

    Emailノードを含むプロセス定義は、シミュレーションの実行は可能ですが、これらのノードで行われる処理は評価対象外です。たとえば、Emailノードで指定されたメールアドレスに電子メールは送信されません。

  2. 新しいシミュレーションのシナリオを作成します。詳細については、“12.2.1 シミュレーションのシナリオを作成”の項を参照してください。

  3. シミュレーションのシナリオには、シミュレーションの開始日と終了日、費用の表示に用いる通貨単位、プロセスをシミュレートするプロセス定義、新しいプロセスインスタンスを作成する間隔を指定する必要があります。さらに、プロセス定義で定義したすべてのロールについて、適用するビジネスカレンダーや単位あたりの費用(例:時給)を指定できます。詳細については、“12.2.3 シナリオのシミュレーションプロパティ定義”の項を参照してください。

    注意

    プロセス定義がSubprocessノードあるいはChained-Processノードを含む場合、親プロセスのシミュレーションを実行すると、サブプロセスあるいはチェインプロセスのシミュレーションが自動的に実行されます。

  4. シミュレーションプロパティの定義を完了すると、シナリオをシミュレートして、シミュレーション結果を生成できます。詳細については、“12.3.1 シミュレーション結果の作成”の項を参照してください。

  5. シミュレーション結果を使用して、シミュレーションの実行を再現できます。アニメーション実行中に、プロセス定義のすべてのノードの処理を監視できます。詳細については、“12.3.2 シミュレーションコントローラの使用”の項を参照してください。

  6. 多機能なシミュレーションレポートにより、シミュレーション結果を評価できます。詳細については、“12.3.3 シミュレーションレポートの生成”の項を参照してください。