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Systemwalker Runbook Automation Studio利用ガイド
Systemwalker

12.2.4 ノードのシミュレーションプロパティ定義

特定のノードにシミュレーションプロパティを設定する方法について説明します。

前提条件は以下です。

手順を以下に示します。

  1. シミュレーションプロパティを設定するノードを選択し、[プロパティ]ビューを表示します。

  2. [シミュレーション]タブを選択し、シミュレーションプロパティをたとえば次のように設定します。

    図12.9 [シミュレーションのプロパティ]

  3. [作業期間]領域には、特定のロールが割り当てられた人が、ノードに関連付けられたタスクを完了するのに要する概算時間を指定します。ここでは、作業期間の1ケ月を30日として取り扱います。ConditionalノードとComplex Conditionalノードの設定では手順4の操作を行います。

  4. [追加リソース]領域には、ノードに関連付けられたタスクを行うのに要するすべての追加リソースが表示されます。[追加リソース]には追加リソース名、[値]は追加リソースの必要量を入力します。

    このノードに追加リソースを追加するには、[追加]ボタンをクリックします。新しいリソースのデフォルト値として“リソースn”(nには数字が入ります)と“10”が設定されています。値のあるテーブルのセルをクリックし、新しい値を入力することで、これらの値を変更できます。

    リソースを削除するには、対応する行を選択し、[削除]をクリックします。

    注意

    SubprocessノードとChained-Processノードにシミュレーションプロパティは設定できません。

  5. [矢印の遷移情報]領域には、選択したノードを起点とするすべての矢印が表示されます。デフォルトの遷移確率は次のとおりです。矢印が1つの場合は100%が設定されます。矢印が複数ある場合は、最初に作成された矢印に100%、2番目以降の矢印には0%が設定されます。ノードに新たに矢印を追加した場合は、確率に0%が設定されます。

    [確率]の値により、その特定の選択を適用するパーセンテージが決定します。テーブルの[確率]セル内をクリックし、新しい値を入力することで、確率を変更できます。常に合計が100%になるようにします。

    ノードから矢印が削除された場合、以下の確率分配が適用されます。削除された確率は、残りの矢印それぞれに分配されます。分配時の係数は、残りの矢印の比率により決定します。例を示します。

    Arrow1     10%
    Arrow2     30%
    Arrow3     60% 

    Arrow3を削除した後の確率分配は、以下のようになります。

    Arrow1     25%     60% * 10% / (10% + 30%)
    Arrow2     75%     60% * 30% / (10% + 30%)

確率の合計が100%にならない場合は[問題]ビューにエラーメッセージが表示されます。