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Systemwalker Centric Manager PRIMERGY/PRIMEQUEST運用管理ガイド
Systemwalker

3.6.5 仮想マシンの監視マップを自動で作成する

Hyper-V、 VMware(R) Infrastructure 3、およびVMware(R) vSphere 4を導入したVM環境を監視する場合、[Systemwalkerコンソール]上に[仮想マシンの監視マップ]を作成することにより、ゲストOSとホストOSの関係を確認することができます。

[仮想マシンの監視マップ]を作成すると、ホストOSとゲストOSの関係が確認できるため、ハード障害(ホストOSの障害)発生時の影響範囲を、[Systemwalkerコンソール]上で把握することができます。

仮想マシンの監視マップの作成方法について説明します。

Hyper-Vの場合

Hyper-Vの場合、以下の前提条件があります。

なお、ゲストOSが以下の場合は、[仮想マシンの監視マップ]上には表示されません。

以下の手順で作成します。

  1. 必要なノード(ホストOS、ゲストOS)を検出します。

  2. ホストOSに対して、インストールレス型エージェント監視の設定を行い、インベントリ収集を実施するためのポリシーを設定し、配付します。

    手順についての詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“インストールレス型エージェント監視”を参照してください。

  3. ホストOSに対して、スケジュール、またはオンデマンドでインベントリ収集を行います。

  4. Systemwalkerコンソールを[編集]モードに切り替えます。

  5. [ノード管理]を選択し、監視ツリーを作成します。

  6. 手順5で作成した監視ツリーを選択し、[ファイル]メニューの[仮想マシンの監視マップ作成]を選択します。

  7. 以下の画面が表示され、[仮想マシンの監視マップ作成]の結果が出力されます。

VMware(R) Infrastructure 3/VMware(R) vSphere 4の場合

VMware(R) Infrastructure 3、およびVMware(R) vSphere 4の場合、以下の前提条件があります。

以下の手順で作成します。

  1. [Systemwalkerコンソール[監視]]画面の[ノード一覧]ツリーで、VMwareホストOSとゲストOSが所属するサブネットフォルダに対して、ノード検出を行います。

  2. 以下のmpnmvminfo(仮想マシン情報登録コマンド)を実行し、仮想マシンごとの情報を登録します。

    mpnmvminfo -m [add/del/dsp] -h HostName -u UserName -p Password

    mpnmvminfo(仮想マシン情報登録コマンド)の詳細は、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。

  3. Systemwalkerコンソールを[編集]モードに切り替えます。

  4. ホストOSのノードプロパティのマシン種別に“VMware”が登録されていない場合、手動で“VMware”を登録します。

  5. [ノード管理]を選択し、監視ツリーを作成します。

  6. 手順4で作成した監視ツリーを選択し、[ファイル]メニューの[仮想マシンの監視マップ作成]を選択します。

  7. 以下の画面が表示され、[仮想マシンの監視マップ作成]の結果が出力されます。

コマンドを使用して作成する

以下の、mpnmvmmap(仮想マシンの監視マップ作成コマンド)を実行して[仮想マシンの監視マップ]を作成することができます。

mpnmvmmap -t <ツリー名>

mpnmvmmapコマンドを実行すると、[ノード管理]ツリーに、Hyper-Vや VMware(R) Infrastructure 3/VMware(R) vSphere 4のノードをフォルダにまとめることができます。フォルダ名はホストOSのホスト名になります。

mpnmvmmap(仮想マシンの監視マップ作成コマンド)の詳細は、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。