適用日をスケジュールして配付する運用について説明します。
部門管理/業務サーバにダウンロードした資源を一斉に適用する、または、部門管理/業務サーバと配下のクライアントの資源を、同期をとって適用する、というような業務の同期をとる場合は、メンテナンス版数を使用します。メンテナンス版数を使用することにより、ネットワーク内の各サービスやクライアント全体で業務の同期をとることができます。
運用方法
メンテナンス版数を使用した同期運用の方法を以下に説明します。
資源登録時にサーバ、クライアントの資源を、メンテナンス版数としてまとめて扱うことにより、サーバとクライアント間の資源適用の同期を保証します。運用管理サーバからのダウンロード時に、指定した適用予定日時にサーバ資源を適用し、サーバ資源適用が正常に完了した場合に、クライアントへのダウンロード、適用が可能となります。また、クライアントの適用予定日時を、メンテナンス版数の適用予定日時とは別に付けることができます。
資源送信時に適用予定日時を未定にする場合には、資源配付の送信機能で適用予定日時に未定を指定します。
資源予定日時を誤った場合または変更する場合には、資源配付の管理情報変更機能で適用予定日時を変更することができます。
“サーバ、クライアントの同期運用の例”に、サーバ、クライアントの同期運用例を示します。
図10.21 サーバ、クライアントの同期運用の例