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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編
Systemwalker

10.12 2階層システムで資源を配付する

運用管理サーバとクライアントだけの2階層で構成する、小規模なシステム構成でも資源配付の運用が可能です。


メンテナンス版数運用

メンテナンス版数運用では、メンテナンス版数内資源の登録時から、メンテナンス版数を登録するまでの間に、クライアントのダウンロードを抑止する必要があります。2階層で、メンテナンス版数運用を行う場合には、以下の手順で行ってください。

  1. 業務構成情報を定義します。

  2. 資源グループを登録します(適用種別を後刻、適用予定日時を未定に設定します)。

  3. メンテナンス版数の登録を行います(クライアント適用予定日時にクライアントへダウンロードする日時を指定します)。

  4. メンテナンス作業を作成します(配付先に運用管理サーバを指定します)。

  5. メンテナンス版数の適用を行います(注意: クライアントに適用可能な資源は、メンテナンス版数のクライアント適用予定日時が資源グループの適用予定日時として設定されます)。

  6. クライアントからダウンロードを行います。


個別資源運用

個別資源運用では、登録時にクライアントに即ダウンロード可能かどうかを適用種別で指定することが可能です。2階層で、個別資源で運用を行う場合には、以下の手順で行ってください。

  1. 業務構成情報を定義します。

  2. 資源グループを登録します。

    (適用種別を即時か後刻、適用予定日時を設定します。)

  3. メンテナンス作業を作成します(配付先に運用管理サーバを指定します)。

  4. クライアントからダウンロードを行います。


注意事項

2階層から3階層への移行方法

小規模システム構成から、段階的にネットワークを拡大していく運用の場合、2階層運用から、サーバを増設して、3階層以上に増設していくことが考えられます。ここでは、増設の手順について説明します。

  1. 下位サーバを増設します。

  2. 既設サーバから、増設サーバに対して全資源/メンテナンス版数をダウンロードします。


多階層システム構成の中での2階層運用

多階層の運用の中で、2階層運用を併用することで、以下のような全社運用と並行して、個別の運用を中継サーバ/部門管理/業務サーバごとに行うことができます。

本運用を行う場合には以下のような注意事項があります。