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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

5.8.5 副センタマスタノードの保守

通常運用時の副センタマスタノードにおいて、OSやミドルウェアのパッチ適用などの保守作業を行う場合には、副センタマスタノードでActive DB GuardのRLPを休止オフラインにし、副センタマスタノードと副センタミラーノードでDBミラーリングサービスを停止してください。

通常運用時の副センタマスタノード保守の流れを以下に示します。

注1) Symfoware Serverの停止が必要な場合に実施します。
注2) 必要に応じて実施します。
注3) ロググループの数だけ繰り返します。

副センタマスタノードの操作

  1. rdbbcofflineコマンドのmオプションにsuspendを指定して実行し、Active DB GuardのRLPを休止オフラインにします。

    $ rdbbcoffline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m suspend

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPの休止オフライン状態を確認します。

    休止オフラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  2. dxsvstopコマンドを実行します。これにより、DBミラーリングシステムは、正系ノードのDBミラーリングサービスと副系ノードのDBミラーリングサービスを連動して通常停止します。

    $ dxsvstop
  3. dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが通常停止していることを確認します。

    DBミラーリングサービスの通常停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  4. Symfoware Serverの停止が必要な保守作業を行う場合には、Symfoware Serverのrdbstopコマンドを実行して、Symfoware Serverを停止します。

  5. dxstopコマンドを実行して、モニタデーモンを停止します。

    $ dxstop
  6. 副センタマスタノードで保守作業を実施します。

  7. dxstartコマンドを実行して、モニタデーモンを起動します。

    $ dxstart
  8. Symfoware Serverを起動します。

  9. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  10. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのActive DB GuardのDSI名については、“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“BC管理DBの構成”を参照してください。

  11. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのDSI名については、“データベース二重化導入運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”を参照してください。

  12. dxsvstartコマンドのcオプションを実行し、正系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -c

    【注】
    副センタマスタノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始する際には、副センタミラーノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始していない事を確認してください。DBミラーリングシステムの管理用のLANに異常が発生している場合に、副センタマスタノードと副センタミラーノードで正系ノードのDBミラーリングサービスを開始すると、DCUの再構築が必要となります。

  13. dxinfコマンドのsオプションの実行により、正系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    正系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  14. rdbbconlineコマンドのmオプションにreflectを指定して実行し、Active DB GuardのRLPをオンライン(複写先システム)にします。

    $ rdbbconline -p 'Active DB GuardのRLP名' -m reflect

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行して、RLPのオンライン状態を確認します。

    複写先システムでのオンラインの確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  15. 正センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写元システム)と副センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写先システム)がオンラインとなると、以下のメッセージが両システムに出力されます。

    rdb: INFO: qdg20158i:コネクション状態を確立しました RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPのコネクション状態を確認します。

    コネクション状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  16. 抽出・反映処理を開始します。

副センタミラーノードの操作

  1. dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが通常停止していることを確認します。

    DBミラーリングサービスの通常停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  2. dxsvstartコマンドのrオプションを実行し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  3. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。