ロードシェア運用でのシステム構成の変更とは、RDBシステムの追加を意味します。N:1運用待機型システムの場合の例で、RDBシステムを追加し、スタンバイ型のクラスタアプリケーションを新規に追加する手順を以下に示します。
Symfoware/RDBのインストール
RDBシステムを追加する各ノードにSymfoware/RDBをインストールします。ただし、すでにインストールが行われている場合はインストールは不要です。
Symfoware/RDBの環境設定
追加するRDBシステム単位に、カーネル編集からリソースの作成とクラスタアプリケーションの作成までを行います。Symfoware/RDBの環境設定の詳細については、“D.2 セットアップ手順”を参照してください。
クラスタアプリケーションの構成変更
hvwコマンドを使用して、追加したRDBシステムのリソースをスタンバイ型のクラスタアプリケーションとして登録します。追加されたクラスタアプリケーションは、既存のスケーラブル型のクラスタアプリケーションを再作成して登録してください。
ポイント
ロードシェア運用のシステム構成の変更で追加できるRDBシステムはSatelliteシステムのみです。
クラスタアプリケーション間の排他の設定
Cluster Adminを使用して、クラスタアプリケーション間の依存の設定を行います。詳細は“D.4.18 クラスタアプリケーション間の排他の設定”を参照してください。