ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

5.2 スケーラブルログ運用への変更

スケーラブルログ運用を行っていない環境から、スケーラブルログ運用を行う環境への変更は、以下の手順で行います。

  1. Symfoware/RDBの停止

  2. RDB構成パラメタファイルの編集

  3. ロググループ管理ファイルの作成

  4. ユーザロググループの追加

ユーザロググループの追加の詳細については、“3.4.14 ユーザロググループのセットアップ”および“5.3.1 ユーザロググループの追加”を参照してください。

運用系のRDBシステムに対して、以下の手順で作業します。

(1)クラスタアプリケーション配下の業務を完全に停止します。
(2)運用系および待機系のクラスタアプリケーションを保守停止します。
  クラスタアプリケーションの保守停止手順は、
  “5.6 クラスタアプリケーションの保守のための停止”
  を参照してください。
(3)Symfoware/RDBが正常に停止したかを確認します。
  (Symfoware/RDBを配置している各ノードのメッセージログファイルに、
  Symfoware/RDBの停止メッセージが出力されるので、正常に停止してい
  ることを確認します。)
(4)GDSリソースを活性状態にします。
  GDSリソースの活性手順は、“3.4.1 GDSリソースの活性”
  を参照してください。
(5)RDB構成パラメタファイルを編集します。
  (ロググループ管理ファイルを作成するために、RDB構成パラメタ
  ファイルのRDBLOGGROUPMANAGEにロググループ管理ファイルの配
  置先を指定します。)
(6)ロググループ管理ファイルを作成します。                       ―――― rdblogコマンド
                                                                         (Mオプション)
(7)ユーザロググループを追加します。                             ―――― rdblogコマンド
(8)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)                        ―――― rdbstartコマンド
(9)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)                        ―――― rdbstopコマンド
(10)GDSリソースを非活性状態にします。
  GDSリソースの非活性手順は、“3.4.15 GDSリソースの非活性”
  を参照してください。
(11) 運用系および待機系のクラスタアプリケーションの
  保守停止を解除します。
  クラスタアプリケーションの保守停止解除の手順は、
  “5.7 クラスタアプリケーションの保守停止のための解除”
  を参照してください。
(12)業務を再開します。

注意

ロググループ管理ファイルの配置先のローデバイスが、既存のRDBシステムの資源(RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイル、データベーススペース、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイルおよび監査ログデータベース)を配置しているローデバイスと重複しないようにしてください。