クラスタアプリケーションの保守のための停止には、以下の2つの手順があります。
対応する保守停止の手順を実行してください。
運用系および待機系のクラスタアプリケーションを保守停止する場合
待機系のクラスタアプリケーションのみ保守停止する場合
待機系のクラスタアプリケーションのみの保守停止とは、運用系のクラスタアプリケーションを起動したまま待機系のクラスタアプリケーションを保守停止することをいいます。
運用系および待機系のクラスタアプリケーションを保守停止する場合の手順
[Cluster Admin]画面を起動します。
クラスタアプリケーションを停止します。
スタンバイ機能を利用する場合
[Cluster Admin]画面の“rmsツリービュー”で保守停止するスタンバイ型のクラスタアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから[Offline]を選択して停止します。運用系と待機系の両方を停止します。
ホットスタンバイ機能を利用する場合
[Cluster Admin]画面の“rmsツリービュー”で保守停止するスケーラブル型のクラスタアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから[Offline]を選択して停止します。
RMSを停止します。
[Cluster Admin]画面の“rmsツリービュー”で保守停止するクラスタアプリケーションが存在するSysNodeを右クリックし、ポップアップメニューから[RMSの停止]を選択してRMSを停止します。なお、RMSを停止させずに保守をおこなう場合は、hvutil -dコマンドを使用してクラスタアプリケーションを「Deact」状態にしてください。
注意
Symfoware Serverの修正パッチを適用する場合は必ずRMSを停止[全てのUAPを停止]してください。
RMSを停止[全てのUAPを停止]するとRMSを停止したSysNode上のクラスタアプリケーションがすべて停止します。
/opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvenv.localファイルを編集して、“export HV_RCSTART=0”を追加します。なお、hvenv.localファイルが存在しない場合は作成してください。
# vi /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvenv.local export HV_RCSTART=0 を追加
[Cluster Admin]画面の“rmsツリービュー”で保守停止する待機系のクラスタアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから[Offline]を選択して停止します。
[Cluster Admin]画面の“rmsツリービュー”で保守停止した待機系のクラスタアプリケーションが存在するSysNodeを右クリックし、ポップアップメニューから[RMSシャットダウン]を選択してRMSを停止します。
注意
[RMSシャットダウン]画面のオプションで[ローカルUAPをキープ]を選択してください。
待機系のクラスタアプリケーションの停止(手順2)からRMSの停止(手順3)までの間に運用系のクラスタアプリケーションがダウンした場合、停止した待機系のクラスタアプリケーションが切替え先の対象となる場合があります。