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Symfoware Server V11.0.1 クラスタ導入運用ガイド
Symfoware

2.3.4 フェイルオーバ運用の状態遷移

クラスタアプリケーションの状態遷移には、以下の5種類があります。

起動(OnlineまたはStandby)

ユーザがクラスタアプリケーションを起動した場合、クラスタアプリケーションの状態が停止状態から運用状態へ状態遷移します。

停止(Offline)

ユーザがクラスタアプリケーションを停止またはシステム制御が異常を検出した場合、クラスタアプリケーションの状態が他の状態から停止状態へ状態遷移します。

切替え

運用系のクラスタアプリケーションで異常または切替え依頼が発生した場合に、運用系のクラスタアプリケーションを停止します。停止したあと、待機系のクラスタアプリケーションを運用系のクラスタアプリケーションに切替え、業務の引継ぎ処理を行います。

クラスタアプリケーションの状態は、運用状態から片側運用状態へ状態遷移します。

切捨て

待機系のクラスタアプリケーションで異常または停止依頼が発生した場合に、待機系のクラスタアプリケーションを停止します。クラスタアプリケーションの状態は運用状態から片側運用状態へ状態遷移します。

組込み

待機系のクラスタアプリケーションの起動を行い、クラスタアプリケーションの状態が片側運用状態から運用状態へ状態遷移します。